コラム記事

クリプトパンプスやCNPが高値で売買、有名NFTアート以外は無価値?ネガティブな声が多い理由を解説

NFTで表されるアートシリーズとして絶大な人気を誇る、クリプトパンプスやCNP(クリプトニンジャパートナーズ)などのNFTが高騰していると話題になっている一方で「無価値」「くだらない」といったネガティブな声が挙がっています。

そこで本記事では、人気のNFTアート以外にネガティブな理由が多い理由を解説していきます。NFTに投資しようと考えている人はぜひ最後までお読みください。

また「あわせて読みたい」では、NFTが高く売れたランキングを紹介しています。NFTが高く売れた実例を知りたい人は合わせてご覧ください。

【徹底解説】NFTアート高く売れたランキング。どんなNFTアートが売れるか考察も。最近下火と言われるNFTアートですが、私はまだまだ無限大の可能性を秘めている分野だと思っています。 実際問題、大きな目立った動きはないものの実は様々なやり取りが途切れることなく行われているのは事実です。 今後の第二次NFTアートブームに備えて今のうちにどんなNFTアートが売れていたかなどを紹介していこうと思います。...

【NFTアート】クリプトパンプスやCNPとは?

クリプトパンプスやCNPが高値で売買、有名NFTアート以外は無価値?ネガティブな声が多い理由を解説

引用元:https://opensea.io

クリプトパンプスやCNP(クリプトニンジャパートナーズ)とは、クリプトパンプスはドット絵、CNPは忍者をモチーフに作られているNFTコレクションの一種です。

現在では、両者ともコレクターが多く存在する人気のNFTとなっており、最低価格が約28,000円(2023年8月時点)まで高騰しています。また、販売方法も数量限定で販売されたため、希少価値が付いているのも魅力の1つです。

特にクリプトパンプスシリーズの【CryptoPunk5822】は、2022年2月12日に8,000ETH(取引当時のレートで約27億円)での取引を記録し注目が集まっています。

参照元:約27億円!人気NFT「クリプトパンク」で史上最高額

NFTアートが無価値と言われる理由3つ

クリプトパンプスやCNPが高値で売買、有名NFTアート以外は無価値?ネガティブな声が多い理由を解説

本章では「人気のNFTアート以外が無価値の理由」として以下の3つを紹介します。

  • NFTの価値が主観的
  • 市場が不安定
  • 使える場面がほとんどない

それぞれ順に詳しく解説していきます。

NFTの価値が主観的

食材や機械などすでに市場が出来上がっているものとは異なり、NFTは価格を全て自分で決められます。そのため、市場に見合っていない値段の物が出回りやすいため「無価値」「くだらない」といったネガティブな声が挙げられやすい傾向があります。

また、価格を自由に設定できるということは、SNSで影響力を持った人が特定のNFTを拡散することで価格が高騰することも可能性としてあり得ます。影響力を持った人間がNFTを高騰させた事例の1つがクリプトニンジャパートナーズです。

CNPは販売価格が0.001ETH(日本円で300円)でしたが、有名なインフルエンサーが関わっていることにより、認知度が高まり2023年8月で最低価格が197.65ドル(日本円で約28,000円)とまで高騰しています。

CNPは上手くいったケースですが、逆のパターンがNFTアートでは起こり得る可能性があります。

市場が不安定

NFTにネガティブな声があげられる理由として、市場が不安定なことが挙げられます。先ほど紹介したように価値が主観的で誰もが自由に価格を決められるからです。

クリプトパンプスやCNPが高値で売買、有名NFTアート以外は無価値?ネガティブな声が多い理由を解説

引用元:https://dune.com/hildobby/NFTs

実際に2022年1月31日時点では約11億ドル(約1,600億円)規模だったのに対して、2023年9月時点では約1,300万ドル前後(約19億円)まで市場規模が落ちています。つまり、NFTアートの価値が大幅に減少し、売買する人が少なくなったと言えます。

また、NFTは世間からの注目度があまり高くないことに加えて、2012年に開発されたため法律がまだ整っていません。

したがって、詐欺を目的に開発された価値のないNFTが市場に出回りやすくなっているため「無価値」「くだらない」といったネガティブな声が挙がりやすくなっている現状があります。

参照元:【NFTの歴史】NFTの黎明期から今後の推測まで一気にご紹介

使える場面がほとんどない

NFTにネガティブな声が多い理由として使える場面が以下の3つしかないことが挙げられます。

  1. 鑑賞用
  2. メタバースやNFTゲームでの使用
  3. 投資

投資と鑑賞用として使うことに関しては、基本的に保有することになるため、基本的にはメタバースNFTゲームでの使用が主な用途となります。

しかし、まだメタバースやNFTゲームの認知度は低く、周りを見渡しても取り組んでいる人が少ないのが現状です。

つまりNFTを購入しても値上がりを待つしかできないため「無価値」「価値がない」などのネガティブな声が挙がっていると考えられます。

クリプトパンプスなどのNFTアートに価値がある理由

クリプトパンプスなどのNFTアートに価値がある理由

前半ではNFTアートに価値がないと言われる理由を解説しました。しかし、NFTの中でもクリプトパンプスやCNPは非常に価値が高いと世間から認知されています。

そこで後半では、クリプトパンプスやCNPに価値がある理由を以下の2つ紹介します。

  • 需要が無くならない
  • ブランディングが確立されている

それぞれ具体的に解説していくので、価値のあるNFTの見つけ方を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

需要が無くならない

クリプトパンプスやCNPに価値がある理由の1つ目として、需要が無くならないことが挙げられます。両者ともに数量限定で販売されており、コレクターが存在します。

つまり、流行り出す段階から保有しておくことにメリットを見出したのが、今もなお価値のあるNFTとして話題になっている要因の1つと言えるでしょう。

加えて、有名人やインフルエンサーなどが告知・購入したのも1つの要因です。結果、欲しい人が多く需要が無くなりにくい構造を確立しているのです。

ブランディングが確立されている

NFTの中でもクリプトパンプスやCNPが人気を保ち続けている理由は、話題になった時に地位を確立していたことが挙げられます。

結果、欲しい人が急増し、手に入りづらいブランディングを確立できたと言えます。

例えば、任天堂Switchはコロナウイルス蔓延時に家でやることがない人が急激に増えたため、需要と供給のバランスが崩れました。

現在は入手しやすくなっていますが、今でもSwitchが手に入らないと思っている人は多いでしょう。クリプトパンプスやCNPでも同様に、手に入らないと人々に思わせたことが今でも価値があると認識されている1つの理由と言えます。

まとめ

本記事では、NFTは「無価値」「くだらない」といったネガティブな声が多いのかを解説しました。

結論、価値が主観的で市場が不安定だからです。他にも法の整備が追いついていないため、詐欺が横行しているといった理由も挙げられます。

とはいえ、クリプトパンプスやCNPのように価値が高いとされているNFTも一定数存在します。人気のあるNFTは数量限定で販売される傾向が強いため、投資で成功したい人は狙ってみるのも有効な1つの手法です。

しかし、詐欺のものもあるため、NFTへ投資する時は余剰資金で行い、人に「言われたから」などでなく自己責任で取り組むことが大切です。

ABOUT ME
颯太中島
高校在学中は工業高校で幅広く情報技術について学習。約2年ほど会社で働いた後、カナダに1年間ワーホリへ。帰国後、海外の友人にもう一度会いたいことを目標に現在Webライターとして活動中。