サントリーの山崎や響などのジャパニーズウイスキーが高騰し、話題にもなったウイスキーブーム。
しかし、ネット上では「ウイスキーブームは終わり」という意見も挙げられています。
そのため、ウイスキーを投資目的で購入すべきか悩んでいる方も多いでしょう。
そこで本記事では、ウイスキーブームが終わりと言われている理由や高騰する可能性があるかについて徹底解説します。
ウイスキーの今後の動向に興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
また、ウイスキーを投資対象として見ている情報へのアンテナが高い方であれば、トレカ投資事情に興味のある人もいるはず。
そこで「あわせて読みたい」では、今話題のワンピースカードが今後どうなるかについて解説しているのでぜひご覧ください。
ジャパニーズウイスキーブームが終わりと言われる理由
本章では「ウイスキーブームが終わりと言われる理由」を紹介します。
- お酒の種類が増えた
- 頻繫に飲む人が少ない
ウイスキーブームが終わりかどうかに興味がある方は必見です。
ウイスキー以外のお酒の種類が増えた
ウイスキーブームが終わりと言われる理由として、お酒の種類が増えて購入される可能性が低くなっていることが挙げられます。
ウイスキーは1970年代頃からブームが始まりましたが、近年はビールやカクテルなどアルコール飲料の種類が増えています。
そのため、高いウイスキーをわざわざ選ばなくても、お酒を楽しめる環境が出来上がっているのです。
結果、第三者目線からすると、ウイスキーを飲んでいる人が少ないので「ブームは終わり」といった意見が出てしまうのです。
ウイスキーを頻繫に飲む人が少ない
また、ウイスキーを頻繁に飲む人が少なくなってきている点も、ブームが終わりと言われる理由の1つです。
ウイスキーはアルコール度数が40~60%と非常に度数の高い飲み物です。
スーパーで販売されているビールやカクテルなどの5%前後と比べると、非常に高い度数と言えます。
そして度数が高いのでウイスキーを頻繁に飲んでいると仕事に支障をきたす可能性あり、日々働いている日本人とは相性の悪い飲み物です。
つまり、飲む頻度が必然的に少なくなるので、需要が落ちていると感じ「ブームは終わった」と思ってしまうのです。
ジャパニーズウイスキーブームは終わりではない!山崎や響などの需要が落ちにくく投資におすすめな理由
前半ではウイスキーブームが終わりと言われる理由について解説してきました。
しかし、一概にウイスキーブームが終わりとは言い切れません。
そこで本章では「人気のあるウイスキーの需要が落ちにくい理由」を3つ紹介します。
- 品質が優れている
- 熟成まで時間がかかる
- 日本で消費が少なくなっても問題ない
それぞれ順に見ていきましょう。
ジャパニーズウイスキーの品質が優れている
人気のあるウイスキーの需要が落ちにくい理由は、品質が優れているからです。
特に人気のある山崎や響は長年にわたって培われた技術によって、独自の風味と特徴を持っています。
参照元:ジャパニーズウイスキー響ができるまで – SAKEURU BY STOCK LAB
品質が高く、ブランドが確立されていると需要が落ちにくいのは、Louis VuittonやGUCCIなどのハイブランドを見ればわかるでしょう。
したがって、人々から愛され続けられている人気のあるウイスキーの需要は落ちにくいと言えます。
ジャパニーズウイスキーは熟成まで時間がかかる
加えて、熟成までに時間がかかる点も需要が落ちにくい理由の1つです。
ウイスキーの種類と熟成期間によって価格が大きく変動します。
例えば、ウイスキーの中でも、人気の銘柄である響17年だと6万円程度なのに対して、30年だと数十万から数百万円の値段で取引されています。
つまり、年数が違うだけで価格も大きく変化するのです。
加えて、ウイスキーは適切な方法で保存していれば腐らないお酒です。
そのため、年数が掛かっているウイスキーであるほど需要は高くなり、急に価値がなくなることは起こりづらいと言えます。
ジャパニーズウイスキーは海外で人気がある
ウイスキーの需要がなくならない理由は、海外でも人気の高いお酒だからです。
そのため、仮に日本での消費が無くなったとしても、海外にいる人々をターゲットにすれば、需要が0になることはまずありません。
したがって、日本が鎖国でもしない限り、ウイスキーは永遠と需要がある商品と言えるでしょう。
ブームは終わりとも言われていますが、響や山崎のように需要が高い銘柄もあります。
そのため、一概には「ウイスキーブームは終わり」とは言えません。
ウイスキーブームのように今後さらに高騰する可能性がある理由
これまでウイスキーブームが終わりと言われる理由や需要が落ちない理由について解説しました。
そこで本章では「ウイスキーブームのように今後さらに高騰する可能性がある理由」を紹介します。
- 希少価値が高い
- 年数を重ねるごとにウイスキー自体の価値が上がる
- ウイスキー愛好家がいる
ウイスキー投資をしようと考えている方はぜひ参考にしてください。
ジャパニーズウイスキーは希少価値が高い
ウイスキー自体の希少価値が高い点も今後高騰する可能性がある理由として挙げられます。
響30年や山崎25年のような年間数千本しか販売されない希少価値の高いウイスキーだと手に入りづらいので高騰しやすい傾向があります。
例えば、近年はポケモンカードや遊戯王のように、レアリティが高く手に入りづらいカードは高騰していると話題にもなりました。
実際、世界に数枚しかないカードは数十万~数百万円で取引されていることも珍しくありません。
つまり、市場に出回っている数が少なくなるほど、価格は高騰しやすい傾向があります。
さらにウイスキーは熟成が必要なので、完成までに数年の年月がかかることは珍しくありません。
様々な特徴により、必然的に市場に出回る数が少なくなるので、ウイスキーは今後も高騰しやすいと言えるでしょう。
年数を重ねるごとにウイスキー自体の価値が上がる
また、ウイスキーは腐らないので年数を重ねるごとに価値が上がりやすく、投資対象として優秀です。
そのため、投資家からもアートや金のような実物資産として見られています。
お酒としてだけでなく投資対象としても見られているということは、価格の高騰が起きやすいことを意味します。
例えば、アートは何も知らない人が見ると「よく分からない」と言われる作品は多くありますが、価格を見ると数千万円から高いものだと億を超えるものもあります。
アートが好きな人だけがいる市場では、高価格で取引される現象は起こり得ません。
投資として見ている富裕層がいて、需要が高まり、考えられない価格で取引されます。
ウイスキーは投資としても見られていることを考えると、今後さらに高騰する可能性は0ではないと言えるでしょう。
ウイスキー愛好家がいる
ウイスキー愛好家がいる点も今後高騰する可能性が高い理由です。
ウイスキーはお酒の味が独特なだけでなく、商品のラベルに特徴があります。
そのため、ウイスキーの味を楽しむ以外にもインテリアとして飾るのにも需要があるお酒です。
さらに根強い愛好家だと「値段に関係なく購入したい」という方もいます。
愛好家が多ければオークション価格での競りが始まるので、価格高騰も起きやすくなります。
したがって、コレクターがいるウイスキーは今後も高騰する可能性は大いにあると言えるでしょう。
まとめ
本記事では、ウイスキーブームが終わりと言われている理由と今後の動向について解説しました。
結論、ウイスキーブームは終わりとも言われていますが、コレクターがいるだけでなく、そもそも作るのに時間がかかることから、今後も高騰する可能性は大いにあります。
また、投資の観点で言うと、みんなが欲しくなっている場合だと需要が高まるので、価格は高騰しやすくなります。
したがって、ウイスキーブームが終わりとは言われていますが、一概に「終わりだから投資する価値がない」とはならないと個人的に思います。
様々な要素があるので判断は難しいですが、投資を始めたいのであれば、世間の意見だけで決めず自分なりの考えを持つことは非常に大切です。