近年、ポケモンカード同様に話題になっているワンピースカード。エースやルフィといった人気カードだと数万~十万円で取引されていることも珍しくありません。
そのため、ワンピースカードの価値が上がるのか気になる人も多いでしょう。
結論、ワンピースの価格が上がることは極めて低いと言えます。一番の理由は、パックが頻繁に再販されているからです。
加えて、アニメが終わるリスクやカードバブルが崩壊しつつあるなど様々な理由があります。
本記事では、ワンピースカードを投資としておすすめしない理由と、カードの値段を決める要素を紹介します。
最後には、ワンピースカードに投資するよりもアートの方がおすすめの理由を紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
また「あわせて読みたい」では、ポケモンカードが儲かる確率をレアカードの価格と封入率から計算しています。
ワンピースカードだけでなく、ポケモンカードにも興味のある方は本記事と合わせてご覧ください。
ワンピースカードの価値が上がるかを決める要素
引用元:https://hobby.dengeki.com/news/1718776/
本章では「ワンピースカードの価値を決める要素」を3つ紹介します。
- 再録があるか
- キャラクターにファンがいるか
- ゲームのプレイ人口
それぞれ順に解説します。
再録があるか
ワンピースカードの価値を決める要素として、再録の有無と頻度が挙げられます。
再録があることでカードの出回る量が多くなり、価格の暴落に大きな影響を与えるからです。
実際、人気カードである【ポートガス・D・エース】は11/4時点で25万円前後で取引されていました。
しかし、11月下旬にパックの再販され、12/1時点では8万円で取引されています。
引用元:https://gamerch.com/onepiececard/entry/491732
参照元:【ワンピースカードゲーム】頂上決戦エースのパラレル値段と評価
そのため、再録の有無はカードの価格に大きな影響を与える要素の1つと言えます。
キャラクターが人気か
次にワンピースカードの価格を決める要素として、キャラクターにファンがいることが挙げられます。
例えば、同じレアリティがSP(スペシャル)のカードである、エース(約8万円)とそげキング(約3万円)だと買取価格は12月1日時点で約5万円もの差額があります。
引用元:https://onepiece-card-atari.jp/expansion/mighty-enemies/card/op03-122/sp
つまり、キャラクターにファンがいるかは、カードの価格に大きな影響を及ぼします。
そのため、ワンピースカードで投資をしたいと考えている人は、ファンの多いキャラクターを選択するのは必須です。
ただ、ワンピースカードは価格が下がる可能性が高いので、注意しましょう。
ゲームのプレイ人口
ゲームのプレイ人口は、ワンピースカードの価格に大きな影響を及ぼします。
ゲームをプレイしている人が少ないと、いくらキャラクターにファンがいても、イラストが良くても大きい価格で取引されることはありません。
例えば、様々なアニメを題材にしたカードゲームである、ユニオンアリーナが2023年4月に発売した鬼滅の刃は、発売日でも数千円~1万円ほどの買取金額でした。
社会現象を起こしたとも言われる鬼滅の刃でも、カードゲーム自体の人気がないと高額で取引されない事例の1つと言えます。
そのため、ゲームのプレイ人口が多いかはワンピースカードの価格に大きな影響を及ぼす要素の1つです。
ワンピースカードを寝かせておくのはおすすめしない
本章では「投資としてワンピースカードを寝かしておくのをおすすめしない理由」を紹介します。
- アニメが終わると人気が無くなる可能性がある
- カードバブルが崩壊しつつある
これからワンピースカードを投資として、保有しようとしている人は必見です。
アニメが終わると人気が無くなる可能性がある
ワンピースカードを投資としておすすめできない理由は、アニメが終わるとカードが暴落する可能性があるからです。
ワンピースカードはアニメと関連性が高いカードゲームです。したがって、アニメが終わると新作のカードが出ず、カードゲーム自体のプレイヤー人口が衰退する可能性があります。
プレイヤー人口が少なくなればカードの需要が無くなるので、価格は暴落するでしょう。
一方、ポケモンカードや遊戯王などのカードゲームは、原作を完全に再現してカードが作られていないため、仮にアニメが終わっても継続できます。
したがって、アニメが終わると暴落するリスクが高い、ワンピースカードは投資に向いていないと言えます。
カードバブルが崩壊しつつある
ワンピースカードを寝かせておくのをおすすめしない理由として、ポケモンカードも含めてカードバブルが崩壊しつつあることが挙げられます。
理由はパックの再販が多くなっているからです。
特にワンピースカードはポケモンカードと比べて、女性トレーナのようなイラストがなく、カード求めている人が少ない傾向があります。
したがって、パックの再販によって市場にカードが多く出回ると、価格が暴落します。
そのため、ワンピースカードを投資対象として保有することはおすすめしません。
ワンピースカードよりアートの方が価値が上がる
ワンピースカードを投資目的で購入しようとしている人は多いでしょう。しかし、投資目的であればアート投資の方がおすすめです。
本章では「ワンピースカードよりアートの方が価値が上がる理由」を2つ紹介します。
- 実物資産だから
- アーティストが有名になると作品が高騰するから
投資に興味のある人は必見です。
実物資産だから
アートの方が価値が上がる理由として、実物資産であることが挙げられます。
アート投資は、株式投資や仮想通貨のように経済に関する影響を受けにくい点が特徴です。
一方、ワンピースカードの場合、パックの再販やカードゲーム自体のプレイ人口が減ることにより、価格が暴落するリスクがあります。
実際、一番最初に販売されたパック【ROMANCE DAWN】が再録されたた時に、ワンピースカードの価格自体が暴落した現象が起こりました。
しかしアートはワンピースカードと比べると、価格の暴落がしにくく、経済といった外部状況に左右されない資産性の高さから、富裕層が購入する傾向があります。
そのため、価値も上がりやすくアート投資の方がおすすめと言えます。
アーティストが有名になると作品が高騰するから
ワンピースカードよりアートの方が価値が上がりやすい理由として、アーティストの知名度が関係していることが挙げられます。
ワンピースカードの場合、高騰する可能性があるのはカードが手に入りにくくなる時。つまり、パックが絶版になる時や売り切れになる場合です。
最近はカードの再販も頻繁に行われており、絶版になるのに数年単位の時間が必要でしょう。加えて、仮に人気のワンピースカードの価格が上がっても数万円が限界です。
一方、アート投資であればアーティストがテレビやSNSなどで紹介され、有名になると作品が手に入りづらくなるため価値が急騰し、数百万円まで価格が上がることもあり得ます。
したがって、投資という分野で見るのであれば、アートの方が価値が上がりやすくおすすめと言えます。
まとめ
本記事では、ワンピースカードの価値が上がるのかについて解説しました。
結論、ワンピースカードは再販がされていることと、カードゲーム自体の人気が下がる可能性があることから、暴落するリスクが高いと予想されます。
したがって、投資目的での購入には向いていません。
カードゲームを楽しむためではなく、投資目的の方は個人的には、絵画やNFTなどのアート投資の方がおすすめだと思います。