コラム記事

【アートと投資】超円安時代に考える資産分散-アート/NFT/仮想通貨(暗号資産)

円安ですね!

今年の年初から30%以上の円安が進み、世の中はインフレだとか資産の目減りがという話で盛り上がっています。

P-art Onlineをご覧の皆様の中にも、この機会に資産を守るための対策を考え始めたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、そんな皆様のために資産運用の基礎的な考え方と、アートや暗号資産がどのように資産運用に関わってくるかをご紹介しようと思います。

なお、投資は自己責任でお願いします!!!

投資の基本、分散投資

資産運用の基本は分散投資です。

なお、こちらの内容は金融庁ホームページも参考に記載しております。https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/knowledge/basic/index.html

さらに詳しく知りたい!という方はこちらにどうぞ。

分散投資とはよく聞きますが、実は「分散」にも3つの分散があるのです。
それぞれくわしく見ていきましょう;)

地域の分散

『卵をひとつのカゴに盛るな』という格言があります。

これは、カゴを分けておけばひとつのカゴをひっくり返してしまったとしても、すべての卵が割れてしまうことはないということです。

今回、アメリカドルが高くなりましたが、ユーロはどうでしょう?

なんと、ドルがひとりで高くなったため、あまり大きく変化しなかったユーロとドルはほぼ同じ為替レートで推移しています。(2022/10/30日現在)

為替レートは、全通貨に対して一律に円安円高となるわけではないんですね。

同様に、例えばアメリカ株が調子よくても中国の株は調子が悪い時がある、など地域によって経済状況は異なります。

ロシア株一本で投資していた人などがもしいたら、きっと今頃相当大変な思いをしていますよね。。。

いろいろな国に分散しておけば、安定した投資ができます。

時期の分散

『ドルコスト平均法』ご存知ですか?

「ああ、今年の年初にドル買っておけば短期間でプラスが出たのに」と思っているのは私だけではないはず!

そうして買い時や売り時を考えて投資をしても安定しませんし、ストレスにもなります。

ドルコスト平均法とは「高いときは少し、安いときは多く買う」やり方です。

毎月1万円投資するとして:
・1ドル100円なら100ドル購入
・1ドル125円なら80ドル購入(10000÷125=80)
・1ドル50円なら200ドル購入(10000÷50=200)

となります。

こうしてタイミングを分けて購入することで、購入単価が安定します。

株式投資も同様であることは、言うまでもありませんね。

この投資手法はインフレにも強いので、インフレが気になる方には特におすすめです。

資産種別の分散

投資と言っても株だけではありません。

国債などの債券もあれば、不動産、原油や金などのコモディティ、など様々な資産種別があります。

それぞれが違う値動きをしますので、こちらも分散して投資をしておけば資産全体としては安定します。

(金融庁:投資の基本(地域・資産分散の例) https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/knowledge/basic/index.html)

なお、いろいろな資産に自力で分散投資するのはかなりの労力と資金が必要なので、投資信託などを利用するとよいでしょう。

リスクとは

「株はリスクが高い」などと言われます。

言葉の雰囲気からすると「リスク=損する」という感覚になるのですが、実はちょっと違います。

資産運用の世界でリスクとは「ブレ幅(値動き)」のことを指します。
上がったり下がったりが激しい資産は「ハイリスク」あまり値動きしないものは「ローリスク」です。

たとえば徐々に損して、10年後に半額になる資産は「ローリスク」なのです。

資産分散の観点からは、ハイリスクとローリスクを組み合わせて持つことが推奨されています。

アート投資ってどうなの?

アートを投資として考えられるのは大金持ちのみと思われていますし、実際その傾向はあると思います。

しかし、今はまだ無名でも「この人は将来ビッグになるのではないか」と予想しつつ「推しアーティスト」を決めて小さなものからアートをコレクトしてみるのも面白いのではないでしょうか?

例えば奈良美智

1996年頃、駆け出しの時代の同氏の作品は5,000-10,000円程度だったと言われているものが、現在は1枚の絵が1700,000円前後で取引されています。

最初から期待され、有名なアーティストなどなかなかいるものではありません。

持っていて心地よい、応援したくなるアーティストの作品をまずは買ってみましょう。

もちろん、今日買ったアートが3カ月後に高く売れるなどということは考えづらく、長期保有が前提となります。

無名なアーティストの作品は、いつまでも再販価格はゼロという可能性もありますので、センスと根気の必要な投資です。

資産としては「商品」カテゴリに入りますので、

  • ちょっと変わった投資がしたい
  • 実物を持ってみたい
  • もっと値動きが期待される商品が欲しい

という方にはスニーカー投資などがおすすめかもしれません。

資産分散とNFT、仮想通貨

NFTとマネーの話は尽きません。

例えばP-art.Onlineのサイト内にも

という記事があったり、Twitterの社長の初のツイートが3億円で取引されたかと思いきや、2次販売で

は45万円程度しか値がつかなかったり、、、というお騒がせな事件が多くあります。

まだ法整備も追いついていない市場ですので、最もハイリスクな投資のひとつと言えるでしょう。

仮想通貨

では、仮想通貨(暗号資産)はどうでしょうか。

最近はビットコインがエルサルバドルや中央アフリカで法定通貨となるなど、少しずつ公の世界でもその存在が認められつつあります。

数年前までは一夜にしてゼロ円になっても仕方ないような状況がありましたが、安定感が出てきたと言えます。

ただし、値動きは激しく、資金管理をしっかりしなければ下落時に痛手を食うこととなるでしょう。

また、最近はかなり減ってきましたが、資産をしっかり管理していない会社などでは、ハッキングにあうリスクもあります。

他の投資手法とくらべ、より神経質に検討を進めるべきなのが仮想通貨投資です。

仮想通貨取引におすすめのサービス

最近は仮想通貨の取引サービスも増えてきました。

それぞれに特徴がありますが、P-art.Onlineでは初めての方には特に、ビットフライヤーをおすすめしております。(↓リンク修正お願いします)

1.1円から買える!
初めての売買は緊張するもの。
そんなとき、小額から始められるサービスはハードルが下がって、安心ですね。

2.手数料が安い
売買手数料が無料である(スプレッドはかかる)のに加え、住信SBI銀行からのクイック入金は手数料0円など、手数料がかからないこともありがたいです。

3.7年間ハッキングゼロ
安心のセキュリティで資産が守られます。

始めやすさで言えば、ナンバーワン!ではないでしょうか。
やってみようかな?と思った方はぜひ、まずはどんなサービスなのかをリンクからご覧ください。

まとめ

資産分散の一環として、アート、NFT、仮想通貨が有効であるかは個々人の状況によります。

やはり、インフレ対策に最適なのはスタンダードな株式や海外債券などの投資でしょう。

大事なのは

  • 円の現金だけで保有するリスクを認識しておくこと
  • 資産の配分を考え、バランスをとること
  • 投資はあくまでも自己責任。しっかり勉強してから始めること

という点かと思います!

私もそろそろ資産運用を始めてみようと思っている一人なので、さらに調べて投資してみようと思います。

ABOUT ME
おちか
アートとお金と食べることが大好き。コレクターの叔父の影響で幼い頃からアートに囲まれた環境で育つ。 社会人になってからは医療・福祉系の仕事をしていたこともあり、アールブリュットの世界に魅了される。