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中学生は美術教科が嫌い!美術が苦手理由と美術カリキュラムの必要性とは?

中学生が嫌いな教科としてランクインしている美術。中学生時代を思い返してみると、美術に対して苦手意識が芽生えた人も多いでしょう。

そこで今回は、中学生で美術が嫌いになりやすい理由を深掘りしていきます。美術が嫌いになりやすい理由を知りたい方やアートとは何かを理解したい方は必見です。

また「あわせて読みたい」では、幼児から学生の子どもがいる人に向けて論理的思考を養いながら課題の発見・解決を自発的に行う能力を育める、STEAM教育について解説しています。自分の子どもにより良い教育を施したい方は必見です。

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中学生になると急に美術が嫌いになる傾向が多発

中学生は美術教科が嫌い!美術が苦手理由と美術カリキュラムの必要性とは?

小学生の頃は絵を描くことや作品を制作することに抵抗がなかったのに対して、中学生になると美術が嫌いになる傾向があります。

実際に教育情報を発信しているReseMomの「図工や美術の授業に関するアンケート」によると小学1年生や2年生は美術が好きな割合が90%を超えているのに対して、中学生1年生は70.1%までに低下し、嫌いな割合が増加しています。

つまり、美術は年齢を重ねるごとに嫌われやすい特徴を持った教科と言えるでしょう。

中学生が美術嫌いになる理由と苦手意識を持たれる理由とは?

中学生は美術教科が嫌い!美術が苦手理由と美術カリキュラムの必要性とは?

小学生の頃は絵を描くことや物を作るのが好きだったのに、中学生になった途端に苦手意識や嫌いと思うようになってしまった人も多いでしょう。そこで本章では、中学生に美術が嫌われる理由として以下の3つが挙げられる理由を解説します。

  • 自分の絵が同級生と比べて劣っていると感じるから
  • 目に見える明確な数字が付くから
  • 意味のない教科だと感じるから

中学生で美術が嫌いになりやすい理由を知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

自分の絵が同級生と比べて劣っていると感じるから

中学生に美術が嫌われる理由の1つ目は、同級生と自分の絵を比べて劣等感を感じてしまうからです。特に中学生になると思春期によって、人と違うことや劣っていることにコンプレックスを抱きやすくなります。

また、グループ内で絵を鑑賞して感想を書くことが授業になることがあるため、より苦手意識を感じやすくなる傾向があります。

目に見える明確な数字が付くから

中学生になると、小学生では気にしなかった通知表を気にするようになります。高校が合格できるかの評価の1つとなり、人生を左右する可能性があるからです。

とはいえ、美術の本質は自分の表現を自由に創造し形作ることです。成績を気にすることで「評価を得る絵を描くこと」「キレイな作品を作ること」が目的にすり替わり、嫌いになってしまう傾向があります。

そのため、周りからの評価を気にしやすい中学生になると、美術への苦手意識を抱くようになるのです。

意味のない教科だと感じるから

美術は数学や社会などと比べると、将来役に立ちにくい教科です。そのため、中学生目線から見ると「頑張っても意味がないのでは?」「役に立たないならやりたくない」といった不信感が募り、嫌いになっていく傾向があります。

実際、教育家庭新聞が発表した「教員の意識に関する調査2023」によると美術は、男女共に最下位を記録。つまり、世間から見ても美術は将来に役立ちにくい教科の1つと言えます。

中学生で美術のカリキュラムが必須である理由を3つ紹介

中学生は美術教科が嫌い!美術が苦手理由と美術カリキュラムの必要性とは?

前半では美術が嫌いな理由や苦手意識が芽生えやすい理由を解説しました。本章では、中学生に美術が必要な理由を以下の3つ紹介します。

  • 物事を考える能力が高まる
  • 創造力が豊かになる
  • 世界観が広がる

美術を学んでいた理由を詳しく知りたい方やアートで身につく能力を把握したい方は、ぜひ最後までお読みください。

物事を考える能力が高まる

美術では様々な表現を通して、自分で考えられる能力が養えられます。また、物事を異なる視点から見たり、他のアーティストたちの作品を分析したりすることで思考力が高まると同時に、問題解決能力の向上が見込めます。

他にも授業の中で時間内に作品を完成させる意識で作ることで、計画性が身につく可能性があるのも大きなメリットです。

創造力が豊かになる

中学生で美術を学ぶことで、自由な発想が身につきます。特に中学生は感性が豊かな年齢です。そのため、あらゆることの吸収が早く、大人では思いつきにくいアイデアがで出やすい傾向があります。

ただし、評価されることを目的にすると、美術の先生に褒められる作品を制作してしまいがちです。したがって創造力を身につけたければ、枠に収まらない自由なアイデアが必須と言えます。

世界観が広がる

中学校が美術を学ぶことで得られることは、アート作品を通した世界観の拡大です。作品1つ1つには、作者の魂がこめられています。テーマは宗教から異なる文化など様々です。

物事を吸収しやすい中学生で様々なジャンルの作品に触れることで、興味・関心を持つ可能性を秘めているだけでなく、自分の世界観が広がることがあります。

加えて世界観が広がれば自分のやりたいことの発見にもつながります。若い世代の選択肢を広げるためにも、美術は必要な教科の1つです。

大人になってからでも美術を学ぶべき理由

中学生は美術教科が嫌い!美術が苦手理由と美術カリキュラムの必要性とは?

中学生でも美術を学ぶことは様々な能力を育むために必要ですが、大人になってからでも身につく能力があります。具体的には以下の通りです。

  • 新たな視点や考え方が身につく
  • 自分軸で生きられる

具体的に解説していくので、大人になった今からアートを勉強したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

新たな視点や考え方が身につく

大人でアートを学ぶと自分なりの新しい視点や考え方が身につきます。近年はSNSで評価された料理を食べたり、話題の動画を視聴したりする傾向が強くなっています。つまり他人が評価した物事の視点で生きているのです。

そこでアートを勉強することで、自分なりの視点や考えで物事の取捨選択ができます。アート作品を見ることで独自の発想や評価をする能力を鍛えられるからです。

インターネットが発達している現代だからこそ、大人が学ぶべき教科と言えるでしょう。

自分軸で生きられる

大人でアートについて学んでいくと自分軸で生きられます。

例えば、フィンセント・ファン・ゴッホと共同生活をしていたことで広く知られているポール・ゴーギャン。絵を描いたことがなかったにも関わらず、本業であった株式取引が上手くいかなくなったことをきっかけに34歳で絵を描き始め大成功を納めています。

学べることは人それぞれですが、ポール・ゴーギャンからはいくつになっても挑戦できることを学ぶことができ、自分の人生にも活かせるでしょう。

つまり、大人になってからアートを学習することで、様々なことを自分の人生に取り入れられます。

参照元:【教養を深める】ポール・ゴーギャンの壮絶な画家人生

まとめ

本記事では、中学生から美術が嫌われやすい理由を解説しました。

結論、中学生になったことで周りからの評価を意識するようになったからです。とはいえ、感性が豊かな中学生が美術を学ぶことで得られるメリットは様々なため、必要な科目と言えます。

また、大人になってアートを学び始めると物事の捉え方が変わる、自分軸で生きられるなど様々なメリットを及ぼします。そのため、今から何か学習したい方はアートがおすすめです。

ABOUT ME
颯太中島
高校在学中は工業高校で幅広く情報技術について学習。約2年ほど会社で働いた後、カナダに1年間ワーホリへ。帰国後、海外の友人にもう一度会いたいことを目標に現在Webライターとして活動中。