『絵画をコレクトしたい!』そう思ったときに作品を入手する方法の1つとして、オークションで作品を落札する方法があります。
実際に、オークション会場の様子を見ながら作品を落札するのも緊張感や臨場感があって楽しいかもしれません!
世界の2大オークション会社といったらクリスティーズやサザビーズの名前が挙げられますが、日本にはこの2つのオークション会社以外に様々なオークション会社が存在します。
今日は『いろいろなオークション会社があるけどあまり違いがわからない…』といった方の為に日本のオークション会社5社を比較してみました。
オークション会社の設立年度
毎日オークション | 1989年 |
シンワオークション | 1991年 |
マレットジャパン | 2005年 |
SBIオークション | 2011年 |
i ARTオークション | 2008年 |
毎日オークションが日本で最も老舗のオークション会社です。
しかし、ヨーロッパなどに比べると30~40年とまだまだ日本も歴史が浅いですね。
年間取り扱い高
毎日オークション | 約83億円(2019年度) |
シンワオークション | 約45億円(2019年度) |
マレットジャパン | 不明 |
SBIオークション | 約32億円(2019年度) |
i ARTオークション | 不明 |
年間取り扱い高を比較しても、毎日オークションが最も取り扱い高が多いオークション会社です。
2017年には日本国内アート市場落札額シェアの約51.63%を毎日オークションが占めていました。
会員登録料
毎日オークション | 有料1万2000円~8万円 |
シンワオークション | 無料 |
マレットジャパン | 無料~6万円 |
SBIオークション | 無料 |
i ARTオークション | 無料 |
毎日オークションのオークションに参加する場合は、会員登録も含め最低でも1万2000円必要ですが、その他のオークション会社は無料で会員登録でき、オークションにも無料で参加することができます。
『オークションの雰囲気だけでもまずは体験してみたい!』そんな方には、会員登録が無料のオークション会社で登録してみてもいいかもしれません!
マレットジャパンに関しては無料から6万円と差があります。
無料会員ではオークションの参加もできるのですが、開催されるオークションのカタログはもらえなかったり、作品アーカイブが確認できなかったりします。
有料会員の特典としては、オークションのカタログが毎回届くというメリットもあります。毎回配送されるカタログに目を通して気分を高めたり、目を養うのも数万の価値があるかもしれません!
年間オークション開催回数
毎日オークション | 30回前後 |
シンワオークション | 20回前後 |
マレットジャパン | 5回 |
SBIオークション | 4〜5回 |
i ARTオークション | 5回 |
年間のオークション開催回数も毎日オークションが最も多いですね。開催回数が多い分、年間取り扱い高も増えるのも納得がいきます。
開催回数が年5回前後だとタイミングが合わず参加できないこともあるため、タイミングが合ったオークションにふらっと参加してみるのもいいかもしれませんね!
取り扱いジャンル
オークション会社によって「特化している取り扱いジャンル」が違ったりします。
毎日オークション
絵画、版画、彫刻、骨董品だけでなく、ジュエリーや時計など多岐に渡ります。
シンワオークション
西洋美術、近代美術、近代陶芸、戦後美術などに特化しています。
漫画やワインなどの実物資産のオークションも開催されています。
マレットジャパン
近代から現代の作品を中心に扱っています。
SBIオークション
現代アートに特化しています。その他、絵画、写真、デザイン、工芸なども扱っています。
i ARTオークション
近代アート、新作陶磁器、古美術、中国美術、ジュエリー、現代アートなどを扱っています。
ご自身が一番興味の持たれているジャンルも加味した上でオークション会社を選んでみる方法もあります。
価格帯
毎日オークション
取り扱っている品目が幅広いため、価格帯も幅広い印象です。
中には数万円から数十万円の価格帯の出品もあるため、気軽に落札することができます。
シンワオークション
他のオークション会社に比べ高額商品の取り扱いが多い印象です。
マレットジャパン
10万円をきるものがほとんどありませんでしたが、逆に1000万円を超えるものもあまりありませんでした。
高すぎず安すぎずの中間の価格帯が揃っています。
SBIオークション
有名な現代アートを多く取り扱うため、全体的に高額ではありますが、有名なアーティストの作品を手に入れたい場合は良いかもしれません。
i ARTオークション
数万円~40万円台の物が多く、安く作品を手に入れたい場合におすすめです。
まとめ
今回は日本の様々なオークション会社を比較してみました。
オークション会社によって特化している取り扱いジャンルだったり、扱っている価格帯だったり、オークションの開催頻度なども違いました。
実際にオークションに参加される際はご自身が作品を落札されるときに何を大事にしたいかでオークション会社を決めてみるのもいいかもしれません!