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【日本・海外の比較】2023年度版:売れるNFTアートの共通点とは?

最近、巷では勢いが下火とされているNFTアートですが、実は現在も水面下でやり取りが活発に行われていることはご存じですか?まだNFTアートを出品してみたいという方でも十分可能性がある分野だと私は思っています。

ただ対策なしにNFTアートを出品して「全くNFTが売れない」といった事態となるのは少しもったいない気がします。しっかり出品したNFTが売れるための対策として「どんなNFTアートが売れたか」を知っておくことは大事だと言えます。

今回は国内で売れたNFTアート・海外で売れたNFTアートについてまとめて傾向などを解説してみます。

NFTアートとは

そもそもNFTアートについて全く知らない方はいないかと思います。ただ、まだ何となくNFTアートについてぼんやりしたイメージを抱いている方に下記の記事がおすすめです。

国内のアーティストで売れたNFTアート

まずは国内で人気が出ているアーティストをご紹介していきます。

日本を代表するアーティスト村上隆のNFTシリーズ

一度はNFTアートの出品を断念した村上隆(以下、村上)ですが、試行錯誤の末以下の3つのアカウントで成功を収めています。

引用:https://artnewsjapan.com/news_criticism/article/198
  1. https://opensea.io/collection/murakami-flowers-coin
  2. https://opensea.io/collection/murakami-lucky-cat-coin-bank
  3. https://opensea.io/collection/murakami-flowers-2022-official

この世の中知名度・発言力による武器はないと言っても過言ではありませんね。

CryptoNinjaは何者?

CryptoNinjaは、仮想通貨投資家でありVoicyパーソナリティ、元投資系Youtuberのイケハヤ(@IHayato)です。

イケハヤが売れた理由としては圧倒的な知名度とSNSでのマーケティングと言えるでしょう。

やはり、SNSは複数登録しこまめな投稿や発信、リサーチは必須になると考えられます。

持っている人も楽しめる!DenDekaDeN Genesis OmikujiNFT

その名の通りおみくじとNFTを融合させてできたNFT(@DenDekaDen)です。

日本神社に行ったら必ずと言っていいほど引きたくなるおみくじをNFTにして人気が出たようです。上記の忍者も然り、日本らしさのあるものは人気が出やすいのでしょうか。

海外のアーティストで売れたNFTアート

では次は海外ではどんな作品が売れているのか見ていきましょう。

言わずと知れたBeeple

下記の「HUMAN ONE」の完成度には驚かされました。2021年11月にニューヨークで開催されたクリスティーズオークションにて2890万ドル(約32億円)で落札されたようです。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=kKRZuLeGTas

BAYC(Bored Ape Yacht Club)

よく見かけるこのBAYCのサルの絵ですが、実は人気なのには訳があり、BAYCのNFTアートを持っている方しか入れないコミュニティーがあるようです。

限定10,000個のNFTアートが販売され、NFTアートを所有していることが確認が取れた方はメンバーシップが参加される仕組みとなっているようです。一体コミュニティ内ではどのような会話がなされているのでしょうか。

人間誰しも「限定」や「特別感」みたいなものに魅力を感じますよね。

売れるNFTアートの共通点とは?

一般人の方は残念ながらやはり「知名度」という部分が大きく関係していると思われます。やはり、もともとアーティストとして有名でファンが多くいる村上の作品は飛ぶように売れています。

ただ一概に知名度が高ければNFTアートとして人気が出るとは限りませんし、逆に知名度が低いから売れないといううわけではない。ということを覚えておいていただきたいです。

売れるNFTアートには他にも共通点があります。

  • 出品されているものにコンセプトがしっかり決まっている(作品がある程度統一されている)
  • マイナーチェンジで量産されている
  • しっかりとトレンドを意識して作品を作っている
  • SNSなどによって知名度を高めている(マーケティング力が高い)
  • NFTアートに+αの特典を付ける

といった点が挙げられます。

NFTアート国内と海外の違いは?

やはりアメリカなどと比べてしまうと国内のNFTアートの取引は活発に行われていないため、やはり1つあたりの売り上げ額を比べても日本の方が圧倒的に低いように感じます。

Beepleに「HUMAN ONE」に比べてしまうと国内の作品は「量産で勝負!」といったアーティストが多いイメージを受けます。

どちらも大切なことですが、量産が多くなってきてしまったせいかNFTアートの価値も下がってきている事実はあるように思います。

まとめ

今回は売れたNFTアートの特徴についてまとめてみました。

知名度や発言力ももちろん大事ですが、それだけではNFTアートは売れないこともわかりましたね。試行錯誤しながらご自身にあう方アートを出品されてみてはいかがでしょうか。

ABOUT ME
おちか
アートとお金と食べることが大好き。コレクターの叔父の影響で幼い頃からアートに囲まれた環境で育つ。 社会人になってからは医療・福祉系の仕事をしていたこともあり、アールブリュットの世界に魅了される。