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2023年に投資してみたい注目のNFTプロジェクト7選

NFTプロジェクト

無数にローンチされ続けるNFTプロジェクトの中で、投資する価値がありそうなものを探すのは、かなり難しいでしょう。

今回は、2023年にNFTプロジェクトに投資してみたいと考えている方に向けて、今後注目のプロジェクトを7個紹介します。

RobotEra(ロボットエラ)

RobotEra(ロボットエラ)は、現在人気のあるThe Sandbox(サンドボックス)と同様にPlay-to-earnのゲームで、プレイヤーはロボットのNFTキャラクターとしてクリエイター・ツールを使用して、バーチャル空間に建造物を作ったり、それを取引したりすることができます。

特にコーディングなどの知識がない方も簡単にプレイできるように設計されています。

RobotEraのプレイヤーは、ゲームの中で与えられるクエストやイベント、投資などで報酬を得ることができるほか、現実世界のように広告看板や建物を他のプレイヤーに貸したり、仲介をしたり、新たに機能を足したりすることでも稼ぐこともできるそうです。

使用される暗号資産TARO(タロ)も注目されているため、投資対象としてNFTプロジェクトを探しており、ゲームにも興味がある人にはおすすめです。

Pups Club(パップス・クラブ)

Pups Club(パップス・クラブ)は、動物好きの方が注目すべきNFTプロジェクトで、ペットの飼い主やペット愛好家のためのプライベートなWeb3コミュニティを構築している初のプロジェクトです。

チワワ、フレンチ・ブルドッグ、ゴールデンレトリバー、ポメラニアン、プードル、イタリアングレーハウンド、ヨークシャーテリアと、7種類の子犬のNFTが2022年12月17日にドロップされました。

Pups ClubのNFT所有者は、将来のコレクションをエアドロップでもらえたり、ライブイベントへの独占アクセスや限定のグッズ、今後のPups Clubのコミュニティでのコラボレーションにアクセスできる権利がもらえます。

子犬が嫌いな人はいないと言えるほど、時代や世代問わず愛される可愛い子犬たちをテーマとしたプロジェクトは、少なからず一定層から支持され続けることでしょう。

IMPT

IMPTは、現実的で長期的に実用性があると考えられ注目されているNFTプロジェクトで、地球温暖化の解決のためのソリューションを提供するという、昨今の時代背景にふさわしいプロジェクトの1つと言えるでしょう。

CO2(二酸化炭素)クレジットをNFTに変換して市場で取引できるようにすることで、企業が環境保全プロジェクトに資金提供をする代わりとして、製造などの過程で発生する温室効果ガスを排出することを許可するものとします。イーサリアムで構築されています。

IMPTのユーザーは、炭素クレジットのNFTを投資として売買・保有したり、他のNFTと交換することで炭素クレジットをブロックチェーンから永久に削除することができます。

IMPTはすでに、マイクロソフトやレゴなど、1万以上の小売業者と提携して、IMPTトークンを提供しています。

環境問題へのさらなる注目という時代の流れを考えると、IMPTは、若い層を中心に盛り上がっていくかもしれません。

Tamadoge(タマドージ)

Tamadoge(タマドージ)は、8週間足らずで1900万ドルの資金を調達したことで注目を集めているNFTゲームです。

Tamadogeでは、タマバースと呼ばれるメタバース空間と3DアニメのペットのNFTがその体験の中心となります。タマバースの世界の中でプレイヤーは、探検したり、他のユーザーと交流したり、NFTのTamadogeペットを育成・訓練したり、繁殖させたり、他のTamadogeペットと戦闘させたりしてゲームを楽しみます。

更に楽しむだけでなく、フード、おもちゃ、化粧品などゲーム内のペットストアで購入できるさまざまなアイテムを使ってTamadogeペットをレベルアップさせることで、プレイヤーはリーダーボードランキングのランク付が上がったり、TAMAコインによる月々のリワードを受け取ったりすることができます。

将来的には、タマバースへのAR(拡張現実)機能の搭載、モバイル端末からアクセスできるようにする計画もあり、プレイヤーは外出先でもタマバース内のNFTペットの世話をすることができるようになるでしょう。

90年代に一世を風靡した『たまごっち』の新時代バージョンのようなイメージだと言うと、日本人にとってはイメージしやすいかもしれません。

Cocky(コッキー)

NFTといえば、アニメやゲームなど一部の層のためのものだという印象を持っていませんか?

Cocky(コッキー)は、音楽好きの人々のためのNFTプロジェクトです。自らをNFTをベースとした『ライフスタイルクラブ』として位置付けており、有名なロケーションで開催される世界規模のエレクトロニック・ダンスミュージック・イベントへのアクセスを提供するなど、お金で買えない、NFT所有者だけできる体験をベースにすることで、より実用的で同じ趣向を持つコミュニティを作ることを目指しています。

Cockyでは、少なくとも年に2回の対面イベントと全保有者を対象とした定期的なバーチャルイベントが開催される予定です。

NFTは10,000個が2022年第4四半期に発売される予定で、交通費補助、宿泊施設、追加招待券、バーのタブ、限定グッズのようなさまざまな特典が、それぞれのNFTの種類によって受けられます。最も高いNFT所有者はVIPとしてイベント前の豪華リゾートへのフライト、アーティストとのミート&グリート、バックステージへのオールアクセスパスなどの特典を得ることもできるそうです。

さらに、Cockyのイベントはすべて、その土地の景観や歴史、文化に配慮した格調高い場所で行われる予定で、チケットの販売量は会場のキャパシティに依存することになるそうです。そのため、NFT所有者がチケットを受け取っても、参加できない場合には、セカンダリー・マーケットで他のCockyトークン・ホルダーに自由に販売することができます。

似通った内容が多いNFTプロジェクトの中でも群を抜いてユニークなアプローチをとっており、新たな層をNFTの世界に呼び込みそうなこのプロジェクトは、ぜひ注目しておくべきでしょう。

Who Is Emily(フー・イズ・エミリー)

NFTアートと聞いても、従来のアート作品のイメージと全く違うものをイメージし、ピンとこない、興味が湧かない、という方も多いのではないでしょうか。

Who Is Emily(フー・イズ・エミリー)は、『高品質で美術館相応のアートワークの制作』を目指したプロジェクトです。

初回にローンチされる1万個のNFTのコレクションは肖像画のようなスタイルのアートワークで、注目を集めている他、NFT所有者には独自のDAO(分散型自律組織)コミュニティへのプライベート・アクセスなどの特典が付与されます。

またWho Is Emilyでは、現実世界とメタバースの両方にアートギャラリーを開設し、分散型オークションを開催する予定だそうです。

より従来のアートの形に近く高品質なNFTアートを求める方は、ぜひ注目しておきましょう。

Fitness Fiends(フィットネス・フレンズ)

Fitness Fiends(フィットネス・フレンズ)は、デジタル空間とリアルの世界どちらにも『フィットネス』というテーマで関連したNFTプロジェクトです。

イーサリアムベースのNFTコレクションは6,666個2022年10月28日に開始したプレセールで0.12ETHで販売されました。

NFT所有者は、それぞれユニークなアートワークなどをデジタル上で所有するほかに、現実世界でもロンドンにオープンする実在のジムチェーンに無料でアクセスできるなど、より実用的な活用ができます。このジムは一般にも公開されるため、デジタルと実世界を跨いだビジネスとして注目されていくことが期待されます。

まとめ

これまでNFTプロジェクトは、その多くがコアなゲームやアニメっぽいビジュアルのNFTアートなどが圧倒的多数を占めてきているため、興味が持てない、投資対象として魅力を感じないという方も多かったのではないでしょうか。

今回紹介した2023年注目したいNFTプロジェクトは、より実用的だったり、近い趣向の人々が集まるコミュニティを作るような役割を担うものが多く、個人的にはこれでかなりNFTが多くの人々の生活の中に自然と溶け込んでいくのではないかと思います。

気になるプロジェクトがあった方は、ぜひNFTを購入してみてください。

参考

Crypto News「12 Upcoming NFTs Drops to Invest in 2023」https://cryptonews.com/news/upcoming-nfts.htm

NFTNewsPro「Pups Club NFT Project」https://nftnewspro.com/nft-drop/pups-club-nft-project/

ABOUT ME
あやね
2018年にアメリカ NYへ移住した、京都生まれの大阪人。日本の伝統工芸が持つ独特で繊細な美しさが好きで、着物や器を集めている。郊外の家に引っ越したことをきっかけに、アート作品やアンティーク家具を取り入れたインテリアコーディネートにも興味を持ち始める。アメリカで日常生活に様々な形でアートを取り入れる人々に出会い触発され、2021年より趣味で陶芸をはじめる。