前回アートとエロスについての記事を書いたガルシアですが、今回は三大欲求シリーズ第二弾として、アートと食について書いてみます。
アートと食について考えたきっかけ
ガルシアは家で料理をする機会が多いのですが、男子料理あるあるで茶色いものばかり作ってしまうのです。
もっとアートセンスがあれば、彩り豊かでおいしく食べられるのになぁ。。。と感じたのが今回の記事のきっかけです。単純。
実際、高級レストランなどは盛り付けがもはやアートだったりしますよね。
フードアーティストとは?
明確な定義はありませんが、食事をただ食べるものとするのでなく、空間装飾やコンセプトからプロデュースするアーティストです。
一般的なアーティストと大きく異なるのは味覚や嗅覚を活用したアート経験を提供する点。
事例をご紹介したほうがわかりやすいと思いますので、早速みてみましょう。
諏訪綾子
アーティスト / food creation 主宰
石川県生まれ。
金沢美術工芸大学卒業後、2006年よりfood creation の活動を開始、主宰を務める。2008年に金沢21 世紀美術館で初の個展「食欲のデザイン展 感覚であじわう感情のテイスト」を開催。
現在までに東京・福岡・シンガポール・パリ・香港・台北・ベルリン・バルセロナなど国内外で、パフォーマンス「ゲリラレストラン」やディナーエクスペリエンス「Journey on the table」、フードインスタレーションなどを発表している。2014-15年には金沢21世紀美術館 開館10周年記念展覧会「好奇心のあじわい 好奇心のミュージアム」を、東京大学総合研究博物館とともに開催。
人間の本能的な欲望、好奇心、進化をテーマにした食の表現を行い、美食でもグルメでもない、栄養源でもエネルギー源でもない、新たな食の価値を提案している。
引用:諏訪綾子 公式サイト/http://www.ayakosuwa.com/main.html
直近では2020年2月と8月に資生堂ギャラリーで開かれた「記憶の珍味」という展覧会がありました。
8つの香りの中から自分の記憶を呼び起こされたものをひとつ選び、諏訪綾子が香りについて記載したコメントとともに、ひとりゆっくりとよみがえる記憶を楽しむというものです。
常に最先端のアートを扱う資生堂ギャラリーで開催されたということで、諏訪綾子の活躍への注目度がわかります。
通常は飲食厳禁の美術館で「ゲリラレストラン」や「好奇心のテイスティング」などのイベントを行うなど常識を覆す活動をされています。
ソウダルア
ソウダルアは、大阪市中央区生まれ。個人フードユニットとして、“美味しいに国境なし”をテーマに、メニューコーディネート、ケータリングから店の立ちげなどを行っています。
ガルシア自身も写真のとおり、ソウダルアのパフォーマンスを拝見しましたが、テーブルをひとつのプレートに見立て食材を飾るパフォーマンスは圧巻でした。(当然おいしい!)
最近では映画「もったいないキッチン」に監修/出演されたり、廃墟を活用したアートスペースを運営されるなどSDGsをコンセプトとした活動も行っています。
フードアートと投資
残念ながら、フードアートは直接投資対象にはなりづらいです。
しかし、【アート業界の大革命!!】今話題のNFT市場とは?でもご紹介しているとおり、過去には高値がつきづらかったデジタル作品にも高値がつくようになりました。
いつかフードアートにも投資価値がつくような事例が出てきてもおかしくはありません。
アートの要素を組み入れたオリジナルレシピなど、生まれるかもしれませんね。
また、ギャラリーや画廊を運営されている方については、催し物の際にフードアートのパフォーマンスをするなど違った活用方法がありそうです。
ガルシアは今回の記事をきっかけに、バエる料理を作れるよう研究してまいります!
いつかこのブログにもその成果をあげるかもしれませんのでお楽しみに!