皆さんこんにちは。
以前、日本のトップアートコレクターという内容を書かせていただきました。
もちろん、コレクターもアート界では大変影響を及ぼす方々ではありますが、他にも様々な視点からアート界をけん引したり、影響を与える方々がいます。
今日は誰がどのような立場でどうやってアート界に影響を及ぼしているかについて書いていこうと思います。
北川フラム
株式会社アートフロントギャラリー代表
主なプロデュースとして、ガウディブームの下地をつくった「アントニオ・ガウディ展」(1978-79)、全国80校で開催された「子どものための版画展」(1980-82)、全国194ヶ所でアパルトヘイトに反対する動きを草の根的に展開し、38万人が訪れた「アパルトヘイト否!国際美術展」(1988-90)、米軍基地跡地を文化の街に変えた「ファーレ立川アートプロジェクト」(1994)など。
アートによる地域づくりの実践として「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(2000~)、「瀬戸内国際芸術祭」(2010~)、「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス」(2014、2020)、「北アルプス国際芸術祭」(2017、2020)、「奥能登国際芸術祭」(2017、2020)で総合ディレクターをつとめる。主な受賞に2003年フランス芸術文化勲章シュヴァリエ、ポーランド文化勲章、2012年オーストラリア名誉勲章・オフィサー、2017年度朝日賞、2018年度文化功労者。2019年イーハトーブ賞など。
ART FRONT GALLERY『北川フラム』https://www.artfront.co.jp/jp/fram-kitagawa/
日本で行われる様々な国際美術祭にて総合ディレクターを務めており、国内のみならず海外でも賞を受賞するなど大変著名な方です。
また、今後開催予定の
2021年8月21日(土)~2021年10月10日(日)に行われる※予定
2021年9月4日(土)~2021年10月24日(日)に行われる※予定
などの総合ディレクターも務めています。上記のような国際美術祭も「北川フラムが総合ディレクターを務める国際美術祭」という視点を持って足を運んでみる事で新たな気付きや発見があるかもしれません!
是非、会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
長谷川祐子
東京都現代美術館参事/東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授
キュレーター/美術批評。京都大学法学部卒業。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。水戸芸術館学芸員(1993〜99年)、ホイットニー美術館客員キュレーター(1993 年)、世田谷美術館学芸員(1993〜99 年)、金沢 21 世紀美術館学芸課長及び芸術監督(1999〜2006年)、東京都現代美術館チーフキュレーター(2006〜16年)を経て、2016年より同館参事。多摩美術大学芸術学科教授(2006〜2016年)を経て、2016年より東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授。
Wikipedia『長谷川祐子』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E8%B0%B7%E5%B7%9D%E7%A5%90%E5%AD%90
第 7 回イスタンブール・ビエンナーレ「エゴフーガル」展アーティスティック・ディレクター(2001年)、第 4 回上海ビエンナーレ・コ・キュレーター(2002年)、第 50回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館コミッショナー(2003年)、第29回サン・パウロ・ビエンナーレ・コ・キュレーター(2010年)、第 12 回ヴェネツィア建築ビエンナーレ・アーティスティック・アドヴァイザー(2010年)、犬島「家プロジェクト」アーティスティック・ディレクター(2010年〜)、シャルジャ・ビエンナーレ「リ・イマージ: 新たな文化地図をもとめて」展キュレーター(2013年)、第 7 回モスクワ・ビエンナーレ「Clouds ⇄ Forests」(2017年)、ジャポニスム 2018「深みへ―日本の美意識を求めて―」展(2018年)キュレーターなどを歴任。
アートに興味を持ち、様々な事を調べ始めると何かとキュレーターという言葉を耳にする事が多くなると思います。
そもそもキュレーターとは
現代アートの分野では大変重要な専門職とされています。
簡単に説明すると展覧会の企画をし、参加アーティストや作品を選び、作品の展示場所を適切な場所に配置したり、カタログの執筆なども行う職種となります。
奥が深い仕事ですね…また後日詳しく取り上げていこうと思います。
令和2年度、文化活動に優れた成果を残し、日本の文化振興に貢献した人に贈られる文化文化庁長官表彰者に選ばれました。
令和3年4月1日よりプールのアートが有名な金沢21世紀美術館の館長に就任予定です。
村上隆
アーティスト/有限会社カイカイキキ代表
世界的に有名なアーティストである村上隆。
村上隆を語らずして、日本のアートは語れないと言っても過言ではありませんね。
南條史生
キュレーター/森美術館特別顧問/エヌアンドエー株式会社代表
国際交流基金勤務(1978年~1986年)、ICAナゴヤ・ディレクター(1986年~1990年)、ナンジョウアンドアソシエイツ(現:エヌ・アンド・エー株式会社)(1990年~2002年)を経て、2002年4月森美術館副館長。2006年11月同館長就任(2019年12月末で特別顧問に退く)。また建築の展覧会、医学と芸術などの独自のヴィジョンを持った展覧会に興味を持つ。
これまでに、第47回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館コミッショナー(1997年)、台北ビエンナーレコミッショナー(1998年)、ターナー賞審査委員(1998年)、横浜トリエンナーレ2001(第1回)アーティスティック・ディレクター(2001年)、第51回ヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞審査委員(2005年)、第1回、第2回シンガポール・ビエンナーレアーティスティック・ディレクター(2006年、2008年)等を歴任した。また近年では、KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭 ディレクター、ホノルル・ビエンナーレ2017 キュレトリアルディレクターに指名された。
AICA(国際美術評論家連盟)副会長、 CIMAM(国際美術館会議)理事ほか、各種財団・基金等の選考委員、審査委員、等を歴任した。自治体等によるアーティスト・イン・レジデンスプロジェクトへのアドバイザーとしても活動している。慶應義塾大学アート・センター訪問所員。
Wikipedia『南條史生』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%A2%9D%E5%8F%B2%E7%94%9F
数々のコーポレートアートプロジェクトにディレクターとして名を連ね、六本木アートナイトのように街ぐるみでアートを盛り上げるパブリックアートの振興にも精力的に取り組んでいる、アートプロジェクトの第一人者です。
まとめ
アートコレクターを志す上で見逃せない方々をご紹介いたしました。
彼らの動向を見ていると、アートの最先端がつかめ、コレクトする際にも役立つかもしれませんね。