コラム記事

コレクターは何を見て作品を選んでいるか

皆さんこんにちは。

今日の記事はこれからアートをコレクトしていきたい人にとって、他のコレクターが何を基準にアートを選んでいるのか気になるところかと思います。

中には「何となく直感でビビッと来たものを購入している!」といった感覚派のコレクターの方もいるかもしれません。

しかし、投資を視野としてアートを捉えたいのであれば今後価値が上がっていくであろう作品を見抜く力は必然的に必要になるのではないでしょうか。

今日は価値が上がっていくお宝作品を見分けるポイントについて説明していきます。

アーティストの将来性

やはり大事なのは、作品自体の価値はもちろん、アーティストの影響も大きいです。

全く同じように見えるアートでも、作者が違うだけで世間の見方は変わります。

評価の高いアーティストの作品は必然的に値段も高い傾向にあります。

買おうとしている作品の作者が若手のアーティストならば、10年先もアート活動をしているか。といったところを見抜く必要はあるでしょう。

実績を積めば積むほどアーティストの号単価も上がっていきます。

号単価の考え方についてはこちらの記事より
参考:
絵画の値段の決め方

作品の手法・表現方法

作品の手法によって作品の強度が違うため保存がきかない作品に関してはどうしても安値で取引されてしまったり、どんどん値段が下がってしまったりする傾向にあります。

表現方法に関しては、新しい表現方法であればあるほど話題に上がりやすい傾向にあります。

逆に表現方法がありきたりなものであればあるほど独創性はなくなってしまうため、他の作品に埋もれてしまいやすいと考えられます。

作品の来歴

来歴とは…作品が今まで誰の手に渡っていたかという情報になります。絵やアーティストの情報だけでなく他のコレクターの情報もある程度知っている必要はあるでしょう。

有名なコレクターが所有したことがあるものであれば「○○ブランド」といったように絵がブランド化され高値で取引される可能性が高くなります。

ここ数年のコレクターの傾向として…

ここ数年では中国をはじめとするアジアのアート市場が活発化しています。

コレクターの動きも様々なアーティストの絵を集めるというよりは、アーティストを1人や2人に絞って絵を落札する傾向にあります。

例えば

草間彌生についてはフィリピン人のカマチョ夫妻が有名で、04年に初めて彼女の作品を見て気に入り、05年からシンガポールをベースに作品を購入し始め現在では100以上の作品を収集していますが、現在の価値は購入時の平均して20~30倍になっているようです。

日本でも東京で銀行員をしていた黒河内俊さんが20年以上かけて収集してきた奈良美智の作品が13年にサザビーズの香港のオークションにかけられ、35点の作品が合わせて5億円以上で競り落とされるなど、自分の感性にそって収集した作品がアジアのコレクターの間での人気の高まりとともに大きく価値が上昇するということが起きています。

「講談社、マネー現代」https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58547?page=3「日本人は知らない、世界中の金持ちが「アート」を買う本当の理由」

といったように「このアーティストにはこのコレクターが有名」といったように深堀するため、他のコレクターの傾向も掴みやすくなったと言えます。

これを機に他のコレクターの傾向を研究するのも面白いかもしれません!!

ABOUT ME
おちか
おちか
アートとお金と食べる事が大好き。コレクターの叔父の影響で幼い頃からアートに囲まれた環境で育つ。ピカソの「ゲルニカ」はお友達。 社会人になってからは医療・福祉系の仕事をしていた事もあり、アールブリュットの世界に魅了される。