ここ最近、私自身アールブリュットの展覧会に行ったり、アールブリュットに触れる機会が多くあったりしたので、今日はアールブリュットに関する記事を書いてみました。
そもそもアールブリュットとは…
別名アウトサイダー・アートとも呼ばれています。アウトサイダー・アートの方がイメージが湧く方も多いのではないでしょうか。
アール・ブリュットとは、既存の美術や文化潮流とは無縁の文脈によって制作された芸術作品の意味で、 英語ではアウトサイダー・アートと称されている。加工されていない生(き)の芸術、伝統や流行、教育などに左右されず自身の内側から湧きあがる衝動のままに表現した芸術である。フランスの画家ジャン・デュビュッフェ(Jean Dubuffet 1901-1985)によって考案されたことばである。
引用:アールブリュットとは/https://www.no-ma.jp
日本では「障害者アート」という言葉を耳にする人もいるかもしれません。作者の個性があるからこそ作り上げられる作品や表現があるなと感じます。
あいちアールブリュットとは
あいちアール・ブリュットとは愛知県内の障害のある人の芸術・文化活動を通じて、障害のある方の社会参加と障害への理解が深まり、障害の有無をこえた交流が広がることを目指す活動です。芸術には、作る人・見る人、そして、障害のある人・ない人の心を変える大きなチカラがある─そのチカラはお互いを認め合うボーダーのない社会への推進力となると信じています。ロゴマーク「ゲイジュツのチカラ・あいち」にはそんな思いがこめられています。
あいちアール・ブリュットHP/https://www.aichi-artbrut.jp/
愛知県を中心に行われている活動になります。
展覧会や催し事なども開催されています。
下記の写真は先日愛知県美術館にて行われていた展覧会の作品です。ここで載せる作品は一部のすぎませんが簡単に紹介していこうと思います。

一番最初に私の目留まった作品です。とても力強くてパワーのあふれる作品だなと思いました。

様々なキャラクターが描かれており、どこか作者のわくわくも伝わってくる作品ですね。
1つ1つのキャラクターが細かく描かれ、色も丁寧に塗られています。
私からしたら本当に気の遠くなりそうな作業でも、無心に描いている様子が目に浮かびます。

こちらの作品はフェルトを縫い合わせて作った作品です。
1つのパーツの大きさも小さくて数ミリしかありません。
この写真は正面の様子しかわかりませんが、どの角度から見ても手を抜いている様子なく綺麗に縫われていました。
最後に…
アールブリュットの世界はまだまだ認知度は低いですが、今後のノーマライゼーションがもっと活発化され障害の有無に関係なくアート界で活躍される方々が増えていけばいいですね!!
