「サスティナブル」や「SDGs」という言葉が世の中に広まってから久しくなり、今では内容や意味を知っている方の方が多いのではないでしょうか。
以前からも廃棄物や使われなくなったものといった世の中で「ゴミ」と言われるようなものに関しては、リサイクルして使うという概念は根強くありました。
しかし、そのような「使われなくなったもの」をアートに生まれ変わらせるといったことにフォーカスが当たるようになってきたのはここ最近ではないでしょうか。
現に2021年秋には廃棄物を使ったアートが1点2億円で売れているといったことも起こってきています!
今後も注目が集まるであろう廃棄物アート(捨てられるもので作られるアート)で最も有名な長坂真護(以下、長坂)について取り上げていこうと思います。
長坂とは?どんな人?今の活動に至る経緯は?
1984年8月10日生まれで現在39歳。
MAGO CREATIONの代表取締役を務める傍ら、iU 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授も務めています。
2009年まで路上で絵を描きながら世界を放浪していたそうです。
長坂に大きな転機が訪れたのは2017年。世界最大級の電子機器の墓場と呼ばれるガーナのスラム街・アグボクブロシーを訪れた時だそう。
スラムの人権問題や環境問題を改善すべく、廃棄物でアートを作り、その売上で、ガーナにアートギャラリー、リサイクル工場、オーガニック農園やEVの事業など幅広く展開していったようです。
経済と文化と環境のどれもがいい方向に循環するような資本主義の仕組み「サステナブル・キャピタリズム」を提唱しています。
そんな長坂の目標は2030年までにガーナ人10,000名の雇用創出。
スラム街を新しく持続可能な町に変えるために、活動を続けています。
長坂のホスト時代は?
高校卒業後、生まれ育った福井の地を離れ、ファッションの専門学校に入学するために上京します。在学中は服づくりに熱中し、卒業制作のファッションコンテストで最終選考に残るほどの成績を修めたようです。
その大会は優勝すれば、イギリス留学ができるというコンテストでした。
残念ながら落選してしまいますが、お金があればイギリスに留学できると思い、お金を手っ取り早く稼ぎたいと思いホストの道に。
しかし初任給は4万円ほどしかなく気がつけば100万円の借金を背負っていたそうです。
そこから100万円も借金していたことがショックで気持ちが切り替わり、店に入って8カ月で初めてナンバーワンになって借金を返したそう。
自分の人生を変えたい一心でナンバーワンをとり続けホストになって1年8カ月後には、年収が3600万円まで上がっていたそうです。
2年弱で3000万円の貯金をした長坂は、ホストクラブを辞めて23歳でアパレル会社を起業しました。しかし、パートナーなどの裏切りに遭い、1千万円の借金と大量の在庫が手元に残ってしまったそうです。
そこから世界を放浪するようになり、現在の活動をするきっかけに至ったようです。
長坂は結婚してる?
さまざまな記事を見ましたが、現在長坂が結婚しているという情報は特にはありませんでした。
長坂のツイッター(現X)を見る限りでは結婚願望はあるようです。
結婚したらお相手のウェディングドレスはデザインしたいと語っていました。とても素敵ですね!
長坂はお金の亡者ってほんと?
ネット上では長坂は「お金の亡者」と言われている記事も見かけますが、それは本当か徹底解説していこうと思います。
個人的に様々な長坂に関する様々な記事を見てみましたがあまりお金の亡者という印象は受けませんでした。
むしろ「サスティナブル・キャピタリズム」所謂持続可能な資本主義を提唱している方です。
そのような方がお金の亡者なのか?と疑問に思ってしまうほど長坂の世界平和に対する活動に目が向けられる記事が多くありました。
長坂の評判は?
シンワオークションの運営元であるシンワワイズホールディングス会長の倉田陽一郎(以下、倉田)も長坂については太鼓判を押しています。
数年前に行われた年末のパーティーをチャリティーオークションと位置づけ、長坂のアフリカでの活動を支援する資金集めを行いました。
オークション主催者だけでなくアートコレクターとしての経験があり、アートに対して目も肥えているであろう倉田が認める男それが長坂です。
倉田は長坂のことを以下のように語っています。
「正直、以前の作品にはあまり興味は湧かない。しかし、ガーナシリーズは間違いなく、真護が天に打たれて得たパワーでつくられたコンテンポラリーアートだ。作品群は、力強いエネルギーと可能性にあふれている」
引用:【現代アーティスト・長坂真護1】「ガーナのゴミ」がなぜ1点500万円の作品に変わるのか//https://www.businessinsider.jp/post-208314
長坂のアートの価格は?
長坂のアートはものにもよりますが数十万~数千万と幅広く。
2021年に東京・日本橋三越本店で開催された個展では「藁の革命」という作品が2億円で売れたそうです。
自分が買ったアートを買ったことで社会貢献にもつながっているとおもうととてもうれしいですよね。
まとめ
今回は長坂真護について取り上げてみました。
これからもどんどん注目を浴びていくアーティストの一人ではないかと思っています!
アートを買うだけで社会貢献にもつながるなんて素敵です!
ぜひ、長坂のアートもコレクションの1つに加えてはいかがでしょうか?