みなさんこんにちは。
このコロナ禍のご時世でもアートの市場は目まぐるしく動き続けています。
コロナ禍のご時世にも関わらずアートの市場が活発化している証拠として
下記のようなニュースが舞い込んできました。
素性不明の芸術家バンクシーが新型コロナウイルスと最前線で闘う医療従事者に感謝を込めて描き、英南部の病院に飾られた絵画が23日、ロンドンで競売に掛けられた。バンクシーの作品では最高落札額となる約1675万ポンド(約25億円)で落札された。競売大手クリスティーズが発表した。
Yahoo!JAPANニュース/「バンクシー絵画、25億円落札 最高額、医療従事者に謝意」/https://news.yahoo.co.jp/articles/0ff4d39b36ee0177ab28bed6134f86ecfa0cf881
今回のオークションでは
落札予想価格は日本円にして約6億5000万円とされていましたが、実際は予想を大幅に上回る約25億円で落札されました。
そもそもバンクシーって誰?という方については
こちらをご参照ください。
以前に投稿した「バンクシー落札価格TOP10」ですが、ランクインしている10作品を見ても落札日がコロナ禍で落札されている作品が半分以上を占めていますね。
25億円で落札された絵の意味とは…
ブラックユーモアが溢れ、メッセージ性の強い作品が多いバンクシーの作品ですが、今回落札された作品はどんな意味が隠されていたのでしょうか…
バンクシーの作品は、作品の中の絵自体に込められいるメッセージは勿論
作品がいつ、どこで飾られたのか。といったところからも様々なメッセージが読み取れます。
いつ?
作品が公開されたのは2020年5月7日。「世界赤十字デー」の前日です。
そして5日後にはナイチンゲールの記念すべき生誕200年が控えていました。
どこで?
イギリスで新型コロナウイルス向け治療薬の臨床試験や防護服の開発を進めているサウサンプトン大学病院。まさに医療の最前線で活躍している病院の1つです。
作品の解釈
今回バンクシーは、医療従事者を称えるだけでなく看護師の手足をことさら黒く描くことで、人種問題に言及することも忘れませんでした。欧米では毎晩8時になると、窓を開けて一斉に拍手をして医療従事者やエッセンシャルワーカーに感謝を表明することが一日の日課になっています。
しかし、私たちは医療従事者を飽きっぽい子供のおもちゃのように消費してはいないでしょうか。
また、医療従事者たちは本当に十分な評価、又はそれに見合った対価を受けているでしょうか。コロナ禍に生きる私たちにとって「Game Changer」は誰かと問われれば、それは「医療従事者」であるといっても過言ではないでしょう。
Paris Diary/【バンクシーのゲームチェンジャー】ヒーローはマスクをした黒い肌の空飛ぶ看護師【Game Changer】/https://paris-diary.com/banksy-game-changer/
作品の本当の意味に関しては、バンクシー本人しか分かり得ないため様々な意見がありますが、ここでは一番わかりやすい解釈を引用させていただきました。
まとめ
話は戻りますが、アート市場は不景気や世界情勢に大きく影響を受けにくいため投資家の中で投資対象として選ばれやすいようです。
そんな事言ってもアートは金持ちが買うものでしょ?と思われがちですが
アート投資というと大富豪やセレブだけのものと思われがちですが、一般の人でも入手できる数万円~数十万円の作品が時と共に高い評価を受けるようになり、数百倍・数千倍に価値が上昇するというダイナミズムがあることも魅力です。
講談社/「日本人は知らない、世界中の金持ちが「アート」を買う本当の理由」/https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58547?imp=0
といった意見もあります。まずは気軽に数万円の作品からコレクトしてみるのもいいかもしれません!
P Art‐onlineではアートの投資に役立つ情報を定期的に配信しています。
是非。様々な情報を得てアート投資に活かしてみてください!!