「◯◯ to earn」とは?

NFT、メタバースなどのワードが一般的になってきた昨今、「◯◯ to earn」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
「◯◯ to earn」とは、〇〇することで(暗号資産=仮想通貨などを)稼げるという意味で、基本的にはブロックチェーンゲームなどが利用されています。
例えば「アクシー」というかわいいNFTキャラクターをプレイヤーが飼育して対戦させ、暗号資産やNFTの取引をするという、暗号資産×ポケモンのブロックチェーンゲームであるAxie Infinity(アクシーインフィニティ)などは、「Play to earn(プレイ・トゥ・アーン)」です。
「Play to earn」は最も有名であるものの、初期投資などのハードルが少し高い上にブロックチェーンやNFTなどの理解がある程度ないと、始めは難しいという難点もあります。
そんな中、最近ではさらに誰でも始められる、ハードルの低い「◯◯ to earn」として、「Move to earn(ムーヴ・トゥ・アーン)」を目にする機会も増えてきました。
「Move to earn」とは具体的には、アプリを使ってウォーキングやジョギングをするだけで、暗号資産のトークンを手に入れられるというもので、誰でも簡単に始められることから、注目されています。
STEPN(ステップン)

STEPN(ステップン)は、GPSと稼働センサーが搭載されており、歩いた時間に応じて「GST」というトークンを取得することができる「Move to earn」の中でも特に有名なゲームです。ブロックチェーンはSolana(ソラナ)を利用しています。
ゲームを始めるためには、初期投資として「NFTの靴」を購入する必要があります。NFTの靴は、現時点では約6万円程度で、WALKER、JOGGERなど4種類の靴があり、それぞれ値段が異なります。
STEPNは、歩けば歩くほど稼ぐことができるということではなく、使用する靴によって1日に稼げる時間・速度がそれぞれ定められています。
STEPNを始めるには、まずアプリをダウンロードし、ウォレットを作成したら、STEPNの靴の購入に必要となる暗号資産「SOL」を準備します。
その後、SOLをウォレットからトランスファーさせて、靴を購入したら、あとは歩く、あるいは走ってトークンを稼いでいきます。
稼いだトークンを使って、ゲーム内で新しい靴を作ることができるため、その靴をNFTとして販売することでも実際に稼ぐことができるという仕組みになっています。
STEPNは、2022年4月13日にアシックスとのコラボレーションNFTスニーカーの「ミステリーボックス・コレクション」の公開を発表しました。
Sweatcoin(スウェットコイン)

Sweatcoin(スウェットコイン)とは、上記で紹介したSTEPN(ステップン)と同じく「Move to earn」のカテゴリーに入るヘルスケアアプリです。
Sweatcoinは、実はSTEPNよりも早くローンチされ、利用されてきました。
全世界で6,400万人の利用者がいるSweatcoinのメリットは、何と言っても初期投資なしの無料で、誰もが使い始めることができる点でしょう。
Sweatcoinでは、約1,000歩ごとに、ゲーム内のトークンである1 Sweatcoin(SWC)を稼ぐことができる他、さらに500歩ごとに、「Daily Rewards(デイリー・リワーヅ)」として、広告を見た後にランダムなくじのような形式で0から1000SWCを当てることもできます。
Sweatcoinを始めるには、アプリをダウンロードして、アカウント登録を完了させましょう。初期投資もなく、手順も至って簡単です。
最近さらにSweatcoinの利用が増えてきている理由としては、Sweatcoinのゲーム内トークンであるSWCが、2022年夏頃を目処に暗号資産「SWEAT」に交換できることが予定されているからなようです。
また、Sweatcoinは「Move to earn」として以外にも、純粋に「ヘルスケアアプリ」として楽しむことができます。
アプリを使用している友人と、歩数を共有し、ランキング形式で競い合う事ができるのです。
さらに、STEPNとの並行利用も可能。これは、両方ダウンロードして、とにかく歩き回るしかありません。
暗号資産「SWEAT」については、予定であるため、今後の先行きはまだ不透明ではありますが、とにかく無料で始められるため、とりあえず始めてみる価値はあるのではないでしょうか。
Brave Rewards(ブレイブ・リワード)

Brave Rewards(ブレイブ・リワード)とは、広告を閲覧する事で、暗号資産BATを稼ぐ事ができるツールです。
Brave Rewardsには、Ads Block(広告ブロック)が搭載されており、ユーザーが閲覧しているウェブサイトに貼られている広告はブロックするとこができます。
しかし、ブラウザから通知される広告を見ることで、そのユーザーは暗号資産BATを得る事ができるのです。
Brave Rewardsを利用して暗号資産BATを稼ぐためには、まずWebブラウザ・BraveをダウンロードしRewards機能を有効にするというシンプルな手順で利用を始めることができます。
また、稼いだ暗号資産BATの使い道は様々で、マイレージのように貯めてギフトカードに交換したり、ウェブサイトやコンテンツの制作者に対してのチップを支払うことができたり、ウォレットに保管して交換することがでたり、NFTを購入できたりします。
Webブラウザは日常的に使うものな上に、Webサイトを閲覧する際に邪魔な広告は付き物。
せっかくなら、普通の広告はブロックして、『報酬を得られる』広告のみを見て、暗号資産BATを稼ぐことができるBraveを利用する方が、お得なのではないでしょうか。
まとめ
NFTやメタバースの登場、盛り上がりによって、様々な価値観が変化してきました。
『お金』は紙幣だけでなく『暗号資産』も含まれるようになり、その『お金=暗号資産』を稼ぐ手段も、一般的な『労働』という形ではなく、ゲームをプレイしたり、歩いたり、広告を見たりという全く新しい形が出現してきており、アーリーアダプターの中には、当たってしっかり儲けている人もいるのです。
私も1年ほど前からSweatcoinを利用しています。無料で始められることや、歩数を確認できるで歩くモチベーションにもなることから、始めました。
『◯◯ to earn』の形は色々ありますが、個人的には「Move to earn」は、人々の生活に根付き、健康のためになるという大義名分もついてくるため、最も息が長いのではないか?と思っています。
引き続き、様々な『◯◯ to earn』の今後の展開に注目していきましょう。
参考
Sweatcoin https://sweatco.in/
brave https://brave.com/brave-rewards/
world crypt update「stepn token – a new gaming app in 2022」https://worldcryptoupdate.com/stepn-token-a-new-gaming-app-in-2022/
coinbase「アクシー・インフィニティとは何ですか?」https://www.coinbase.com/ja/learn/crypto-basics/what-is-axie-infinity
Yahoo ニュース「“歩いて稼ぐ”「STEPN」とは? 仮想通貨暴落で崩壊の危機も…ひろゆき氏「暴落ではない、他のゲームより息は長いと思う」」https://news.yahoo.co.jp/articles/24d88d5d266a493d46f80e143db18d61979d05c7?page=1
Marketα「STEPN(ステップン/ステプン)の仕組みや始め方・将来性を徹底解説|稼ぎ方/やり方やレベル上げの費用は?」
Web3 Times【初心者向け】Sweatcoin(スウェットコイン)の始め方を徹底解説https://businessman0709.com/cryptocurrency/sweatcoin/
