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OpenSeaのランキングトップ!今知っておきたいNFTプロジェクトとその解説【後編】

NFT

世界最大手のNFTマーケットプレイスOpenSeaでは、毎日のように新しいNFTプロジェクトが増え続け、盛り上がっています。

こちらの記事では、前回に引き続き、【後編】として、OpenSeaのランキングトップにランクインしている今注目したNFTプロジェクトを紹介します。

Cool Pets NFT(クールペッツNFT)

OpenSeaのランキングトップ!今知っておきたいNFTプロジェクトとその解説【後編】
引用:MOMENTRANKS「Cool Pets by Cool Cats NFT: Pre-Minting Explainer」https://momentranks.com/blog/cool-pets-by-cool-cats-nft-pre-minting-explainer

Cool Pets NFT(クールペッツNFT)は、「Cool Cats(クールキャッツ)」のNFTコレクションで知られるRAL(Realistic Animal Lovers:リアリスティック・アニマル・ラバーズ)から発売された新しいNFTシリーズです。

OpenSeaで購入できるCool Pets、Cool Catsの仲間のNFTは、小さな生き物としてランダムに生成され、卵から孵化します。

Cool Petsを購入したオーナーは、まるでかつて日本で大人気だったキャラクター育成ゲーム「たまごっち」のように、新感覚のゲーム「Cooltopia(クールトピア)」で自分のエレメンタル・ペットと対話し、冒険させて育てていくことができ、その内容によってどのように成長するかが決まるというゲーミフィケーションの要素が取り入れられいます。

Cool Pets NFTの値段や所有者数は?

※2022年2月10日現在

平均価格:2.2899イーサリアム(過去7日間平均)
所有者数:10,800人
取引の総額:12,989.0772イーサリアム

CryptPunks(クリプトパンクス)

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引用:Ledger Insights「CryptoPunks signs agency deal with UTA to license NFTs to mainstream media」https://www.ledgerinsights.com/cryptopunks-signs-agency-deal-with-uta-to-license-nfts-to-mainstream-media/

2017年に始まったCryptPunks(クリプトパンクス)は、NFTのアバターの人気によって、その先駆けとして最初に注目を浴びたNFTプロジェクトの1つといえます。

NFTやメタバースなどの情報をいち早くキャッチしたり、発信している人たちがTwitterのアイコンをクリプトパンクスに一気に変えたことから、一躍有名になりました。

人間、エイリアン、ゾンビのようなユニークな特徴を持つ1万体の「パンクス」が印象的なこのNFTプロジェクトで最も高額で売れたのは、クリプトパンク7523で、約1100万円を超える値段で取引されました。

CryptPunksの値段や所有者数は?

※2022年2月10日現在

平均価格:112.501イーサリアム(過去7日間平均)
所有者数:3,400人
取引の総額:829,889.2328イーサリアム

RTFKT – MNLTH(アーティファクト – モノリス)

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引用:Talkcel News「RTFKT RELEASES NIKE CO-BRANDED “MNLTH” NFT」https://talkcelnews.com/entertainment/rtfkt-releases-nike-co-branded-mnlth-nft/

2020年1月より、友人3人によって設立されて以来、フュウオシャス、レクサスや村上隆などとの様々なコラボレーションを成功させてきたバーチャルアパレルを中心としたプロジェクトを行うスタジオRTFKT(アーティファクト)。

2021年12月に世界的スポーツアパレルブランドであるナイキが、RTFKTを買収したことを受け、RTFKTと Nikeの公式共同ブランドNFT商品としての「MNLTH(モノリス)」をリリースしました。

MNLTHは、現在のClone X(クローンX:RTFKTと村上隆によるコラボレーションのNFTプロジェクト)保有者にエアドロップされました。

側面にナイキとRTFKTのロゴの切り抜き部分が光っている箱の中に、何が入っているかはまだ未公開だそうです。

RTFKT – MNLTHの値段や所有者数は?

※2022年2月10日現在

平均価格:4.281イーサリアム(過去7日間平均)
所有者数:8,700人
取引の総額:8,797.4417イーサリアム

Pixelmon – Generation1(ピクセルモン – ジェネレーション1)

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引用:Pixelmon「SCL Blog」https://silocitylabs.com/post/projects/pixelmon/

Pixelmon(ピクセルモン)は、オープンワールドRPGのNFTゲームで、Minecraft(マインクラフト)の世界にポケモンが追加されたものであるため、人気コンテンツ同士の組み合わせということで、かなり注目を集めているようです。

メタバースを舞台にピクセル(ポケモン)を育成、トレード、バトル、進化させながら『ピクセルトレーナー』になる、まさに新時代のポケモンという感じがします。

Pixelmon Generation 1では、土地の予約、アルファゲームのリリース、ゲーム内アイテム、トークンの先行販売にアクセスすることができます。

Pixelmon – Generation1の値段や所有者数は?

※2022年2月10日現在

平均価格:1.5047イーサリアム(過去7日間平均)
所有者数:6,000人
取引の総額:7,622.8463イーサリアム

Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)

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引用:The Verge「How Axie Infinity is turning gaming on its head」https://www.theverge.com/2021/10/13/22725083/axie-infinity-sky-mavis-blockchain-economy-game-pokemon

Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)は、最も人気があるNFTゲームの1つとして知られています。

2018年にベトナムでリリースされたNFTゲームであるAxie Infinityは、ゲーム内で暗号資産を入手できたり、キャラクターやアイテムをNFTとして売買できたりすることで『遊びながらお金を稼げるゲーム』です。

特にフィリピンのように平均収入の低い国では、Axie Infinityで得た利益で生計を立てる人が出てくるほど人気があるそうです。

Axie Infinityを始めるためには、3体のアクシーを買う必要があるため、初期投資としてまずゲームを始めるためにお金がかかります。

プラットフォームに多くのユーザーが集まることで、アクシーの価値も上昇するため、その市場やアクシーの属性によって価格が異なりますが、だいたい1体が2万円ぐらいするそうです。

Axie Infinityの値段や所有者数は?

※2022年2月10日現在

平均価格:0.1571イーサリアム(過去全取引の平均)※現在取引がストップしています
所有者数:45,300人
取引の総額:27,454.7934イーサリアム

Art Blocks Curated(アート・ブロックス・キュレーテッド)

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引用:The Crypt Times「Everything you need to know about Art Blocks Curated NFT Project」https://www.cryptotimes.io/everything-you-need-to-know-about-the-nft-projects-of-art-blocks-curated/

Art Blocksは、イーサリアムのブロックチェーン上にNFTとして格納されたジェネレーティブアート作品(コンピュータソフトウェアのアルゴリズムなどによって生成・合成・構築される芸術作品)のキュレーションに特化したプラットフォームです。

Art Blocks Curated(アート・ブロックス・キュレーテッド)は、Art Blocks製品の中でもより厳選された作品のみを取り扱って紹介している、NFTデジタルアート作品のクリエイターとキュレーターの共有の場となっています。

OpenSeaのランキングトップ!今知っておきたいNFTプロジェクトとその解説【後編】
引用:OpenSea

Art Blocksにアーティストあるいはコラボレーションによって投稿された作品が、キュレーターによって承認された後、一般公開されます。

Art Blocks Curatedをチェックすれば、キュレーションされた数あるジェネレーティブアートのNFTプロジェクトの中から、お気に入りのNFTアート作品を探すことができるかもしれません。

まとめ

OpenSeaのランキングを見ていると、毎日かなりの量の取引が行われており、常に順位が変動しています。

新しいNFTプロジェクトもどんどん出てきていますが、どれもユニークなアバターやストーリー性をもち、NFTの販売は1つのきっかけとしてそこからのコミュニティの構築を重視して行なっている印象があります。

今人気のあるプロジェクトが数ヶ月後も同じように注目され続け、価値が上がっていくのか?新しいプロジェクトに押されてしまうのか?先になってみないとまだまだわかりませんが、気になるプロジェクトがあったらぜひいまのうちに試しに購入してみるのがいいのかもしれません。

参考

HYPEBEAST「RTFKT Releases Nike Co-Branded “MNLTH” NFT」https://hypebeast.com/2022/2/rtfkt-nike-mnlth-nft-release-info-news

Cointelegraph「3 interesting NFTs launching this week: Cool Pets, Ethaliens and KaraFuru」https://cointelegraph.com/news/3-interesting-nfts-launching-this-week-cool-pets-ethaliens-and-karafuru

FANFEST「Cool Cats NFT Releases New NFT Cool Pets」https://fanfest.com/cool-cats-nft-releases-new-nft-cool-pets/

Businesswire「NFTs Get Gamified: Cool Cats Launches Cool Pets, One of the First Crowdsourced NFTshttps://www.businesswire.com/news/home/20220131005280/en/NFTs-Get-Gamified-Cool-Cats-Launches-Cool-Pets-One-of-the-First-Crowdsourced-NFTs

Watcher News「A Beginner’s Guide to Art Blocks Curated NFTs 」https://watcher.guru/news/a-beginners-guide-to-art-blocks-curated-nfts

ABOUT ME
あやね
2018年にアメリカ NYへ移住した、京都生まれの大阪人。日本の伝統工芸が持つ独特で繊細な美しさが好きで、着物や器を集めている。郊外の家に引っ越したことをきっかけに、アート作品やアンティーク家具を取り入れたインテリアコーディネートにも興味を持ち始める。アメリカで日常生活に様々な形でアートを取り入れる人々に出会い触発され、2021年より趣味で陶芸をはじめる。