今世界各地でNFTアートが話題になっていることは皆さんご存じの方も多いのではないでしょうか。
2022年1月には遂にアメリカのシアトルに世界初のNFTアートに特化した美術館「シアトルNFTミュージアム」が登場し話題を呼びました。
2022年3月にも徳島県の鳴門市に日本初となるNFTアートに特化した美術館「NFT鳴門美術館」が一般公開予定となっています。
NFTアートもしっかりとアートとしての認識がされ始め、アート業界にも大きな影響を与える第一歩となったことは言うまでもありません。
今日は上記の2つの美術館についてまとめてみました。
そもそもNFTアートとは?
NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を活用して、デジタルコンテンツを偽造できない鑑定書・所有証明書付きにしたものを指します。
引用:p‐Art‐online/NFTやブロックチェーン、暗号資産がわかる!オススメの本まとめ/https://p-art-online.com/column/12269/
このブロックチェーンを用いたアートが2021年から爆発的に人気を集めています。今まで価値が付かなかったものに数億ものお金が動くこともありました。
一時的な出来事過ぎず、今後も伸びていく市場ではないかと考えられています。
さらにNFTについて詳しく知りたい方が下記の記事も一緒に読んでみてください!
シアトルNFTミュージアムってどんなところ?
2022年1月14日にオープンしたシアトルNFTミュージアム。オープンから盛り上がりを見せていたようです。
シアトルNFTミュージアムでは、
- コレクターズアイテム
- スポーツ
- アート
の3つのテーマで展示されています。
上記のような超精細画質のディスプレイが30台あり、大きさは32インチ(約81cm)から85インチ(約216cm)まであるそうです。
シアトルNFTミュージアムの公式HPはこちら
上記の動画はシアトルNFTミュージアムの中の様子です。動画で見るNFTアートでもとっても素敵ですが、実際シアトルNFTミュージアムのディスプレイで観るアートはもっと迫力があるものかもしれませんね。
シアトルNFTミュージアムは誰が設立したの?
シアトルNFTミュージアムを設立したのはアメリカの起業家のピーター・ハミルトンとジェニファー・ウォンです。
ピーター・ハミルトンはTUNEの元CEOを務められており、ROKUのテレビコマース責任者なども務めてる方とのことです。
ピーター・ハミルトンはシアトルNFTミュージアムを設立した目的として、物理的な場所を設けることで、だれでもNFTに興味を持ちアクセスしやすい場を作りたいと思ったとのことでした。
確かに、アートは敷居の高いイメージがあり、だれでも気軽に楽しむといったことが難しいイメージがあります。その上更に暗号通貨の知識も必要なNFTアートとなると余計にハードルは高くなるのかもしれませんね。
しかし、もっとNFTアートを身近なものに感じてもらうためにも今回のようなNFTアートを展示し見てもらえる機会を作ることは大切なことですね。
下の写真の女性はconvoyのサスティナブル責任者を務めているジェニファー・ウォンです。
彼女は名声文にて
「NFTアーティストやクリエイターの想像力を刺激する空間を創造することで、シアトルが世界的な文化・技術の発信地であることを証明するのが私たちのビジョンだ」
引用:Yahooニュース/NFTに特化した美術館。「シアトルNFTミュージアム」が開館http://news.yahoo.co.jp/articles/2a1cd118512899e2642d400493fbf20f075365ff
と述べていました。
シアトルNFTミュージアムではどんなアーティストの作品が見られるの?
- クリプトパンク
- ブレイクキャスリン
- ネオンソルトウォーター
- チャールズピーターソン
実際にアーティストのopenseaを覗いてみたい方はコチラを見てみてください。
日本でもNFTが楽しめる!【NFT鳴門美術館】について
2021年の8月に美術館名を「鳴門ガレの森美術館」から「NFT鳴門美術館」に一新し再スタートすることとなったNFT鳴門美術館。今日本のアート業界で話題となっている美術館の1つです。
「鳴門ガレの森美術館」は以前、19世紀のガラス工芸家で「ガラスの魔術師」といわれたエミール・ガレの作品を主に展示していた美術館でした。
2020年より流行した新型コロナウイルスの影響により、客足は大幅に減少してしまったようです。
鳴門市の観光地ランキングでは62位中55位と決して有名な観光地といえる結果ではなく、自然に包まれた妙見山公園の一角にある地元民ぞ知る美術館といった感じでした。
2022年3月1日よりNFT鳴門美術館の一般公開が開始するとのことでした。
「NFT鳴門美術館」は日本国内における美術品及びアート作品のNFT化の普及と発展を目指します。美術品及びアート作品の展示のみならず、アート作品に関するNFTの発行、審査、販売、流通が可能な日本初、日本唯一の美術館となりました。
引用:NFT鳴門美術館公式HP/日本初のNFT美術館/https://nftjp.org/
NFT鳴門美術館が合計5000万のNFTアートを落札!
NFT鳴門美術館は、2021年10月2日に春夏パリコレクションで発表したANREALAGE x BELLE LOOKのNFT作品1点とANREALAGEのデジタルルックのNFT作品10点を合計5500万円で落札したとのことでした。
上記のNFTアートも3月以降NFT鳴門美術館でお目にかかれるかもしれません。
NFT美術館を建てるメリットとは
NFTアートに特化した美術館は現在世界各地で建設されており、今後もNFTアートに特化した美術館の数は増えていくことが予想されます。
NFTアートに特化した美術館を展開することでどのようなメリットがあるか考えてみました。
- 展示をする際にアートを運ぶ手間がなくなる。(アートの輸送費、保険料がかからない)
- 現在人気が高まっているNFTアートを取り入れることで話題となり知名度が高まる。
といったところでしょうか。
保険料などについては以下の記事を合わせて読んでみてもいいかもしれません!
まとめ
今回は今話題のNFTに特化した美術館について取り上げてみました。
NFTアートの分野にはまだまだ無限の可能性が秘められており、今後NFTアート関連のビジネスや作品・コンテンツも登場してくるのではないかと考えています。
新型コロナウイルスが蔓延しており、海外には行きにくくなってしまいましたが日本にもNFTアートを楽しめる場所ができたので思い切って徳島県まで足を延ばしてNFTアートを鑑賞しに行ってみてもいいかもしれません!