皆さんはコーチングのセッションを受けたことがありますか?
コーチングとは「行動を促すためのコミュニケーション」であり、傾聴や質問、FBなどを通して、クライアントさんが成りうる最高の自分自身に成っていくことをサポート(伴走)です。このコーチングにアートをプラスしたアートコーチングというセッションを行なっているHightlights.Incの棚橋浩之さんにお話を伺います。
インタビュー:アートコーチングとは?
聞き手:簡単な自己紹介をお願いします。
棚橋さん:私はノマドフリーランスのプロコーチとして活動しています。
私は新卒から人材業界で勤務しており、ロンドン駐在にアサインされるも「やりたいこと」実現のため退職しました。 退職した後、インタビュアーという肩書きで世界一周をしながら、各国で活躍する経営者、子育てされているママさん、大学生などの『人生』インタビュー、学生向けイベントを開催しました。
コロナの影響で日本へ一時帰国し、コーチングや1on1社外メンター活動、ファシリテーター、司会、リトリートイベント、空間創り(脱デジタルで身体性を取り戻す)活動を行なっています。
聞き手:当サイトは、アート×投資をテーマにしています。アートや投資は興味がありますでしょうか?
棚橋さん:はい、両方とも興味があります。
アートに関しては、特定のアーティストや作品が好きというのではなく、アート活動をしている友人や知人がいてその人達が作ったアートに興味があります。アートを通してその友人をさらに理解できるので、愛着を持つことができます。有名な絵を見たり美術館へ行くより、アーティストの生き方やそのアートができたストーリーを知っていくアート鑑賞の方が私はしっくりきますね。
投資は、株・ETFを保有しています。株は前職で働いていた会社の株と自分がサービスを体験して良いと感じた会社の株を買っています。
アート投資もやってみたいですが、友人の創り出したアートを買っていきたいですね。自分が関わってきたアーティストを応援していきたいです。
聞き手:今、アートのコーチングのセッションを行なっていると伺ったのですがどのようなものでしょうか?
棚橋さん:アートコーチングは初めに私がクライアントにコーチングをして、クライアントの大切にしているキーワードをピックアップします。コーチングで出てきたキーワードを元にして、アーティストに作品を依頼し、出来上がり次第クライアントの手元に届くサービスです。
コーチングでは、クライアントのビジョン・ミッション・バリューやスピリットを言語化します。それを1つのアート作品にして見える化しています。
アートコーチングを行う目的は自己理解や内の声を具現化するということです。自分自身を表現したアート持っておくことで自分のあり方を見直すことができますね。
聞き手:アートコーチングを受ける人の目的は自己理解なんですか。みなさんはアートが作りたくてコーチングを受けるのですか?
棚橋さん:アートコーチングを受ける目的は人それぞれにあると思います。
例えば、先ほどお話したようにコーチングの見える化の手段としてアートを取り入れたい人もいますし、アートを作りたいという気持ちがあって自分の気持ちを整理するためにコーチングを利用しながらアートを完成させる人もいます。
聞き手:アートを組み合わせることでコーチングの効果は変わりますか?
棚橋さん:アートとコーチングを組み合わせると、自分を表現する手段が増えるので自己理解や自己肯定感が上がることがあると思います。コーチングは、クライアントさんの目的、ゴール、成果など十人十色ですので、アートについても人によってどのような目的、役割、効果なのかも変わってきます。
聞き手:どうしてアートコーチングを始めようと思ったのでしょうか?
棚橋さん:クレイジーウエディングという想いやストーリーを大切にする結婚式を運営する会社があって、その結婚式では夫婦になる上でのクレドを作ることもあるという話を聞きました。
そこから「家族としてどう生きたいか」をアート作品にしたら面白いと、クライアントさん夫婦と考えて、アートコーチングを始めました。実際に私のクライアントのシステムコーチング(2人以上に対して行うコーチング)を受けている家族が、自分達のビジョン・ミッション・バリューを言語化して1つのアートを作っています。
家に飾っておいても良いですし、毎年アートを創って家族の絆を再確認しても良いですよね。アートを通して、手元にある感覚を大切にしてほしいです。言葉だけで自分の思いを持っていたり、PCに自分達のビジョン・ミッション・バリューがあったりしてもなかなか見る機会がありません。家にアートが置いてあれば、家族で振り返る機会が自然と増えると思います。
聞き手:アートを作る上でのコーチングで何を大切にしてますか?
棚橋さん:アートを作る目的で、コーチングをしないということです。アートを作る予定のクライアントと、作らない予定のクライアントに特に違いはないかと思います。クライアントがどうしていきたいかを最優先に考えています。
聞き手:コーチングとアートは人生において必要不可欠だと思いますか?
棚橋さん:コーチングはどんな人にも必要だと考えています。
自分1人で、内省したり、未来の選択肢を見つけていくより、コーチがいた方が、思考や行動の解像度が上がったり、自分の感情・感覚の変化に気づきやすくなったり、FBで自分自身を俯瞰して視野を広げられたり、より多面的・長期的な視点や深い洞察を得ることができ、より人生を豊かにすることができると思っています。1人よりも2人で考える方がさらに可能性が広げることができます。
アートも、人生において、関わり合い方によってはコーチングと同じような効果を得れると思っているので、大切なものだと捉えています。
聞き手:ちなみアートコーチングはいくらで受けることができるのでしょうか?
棚橋さん:コーチングは1時間:1万5000円から3万円ほどです。アート作品に関しては要相談です。
聞き手:棚橋さんの今後の展望を教えてください。
棚橋さん:自分自身がチャレンジし続けることを意識していきたいです。
コーチ自身も、自分が本当にやりたいことをやって生きていくことが大切だと思っています。コーチの仕事はクライアントにやりたいことをヒアリングして、どうしたらその目標が叶うか一緒にアプローチします。そのため、コーチがやりたいことをやっていなければ、矛盾が生じ、クライアントからの信頼が揺らいでしまうこともあると思います。
コーチが本当にやりたいことで生きている姿を背中で見せていれば、信頼にも繋がります。自分がコーチを選ぶ時も、やりたいことをやっていて人生にワクワクしていることを軸に考えています。これからも自分のやりたいことに全力で取り組んでいきたいです。
棚橋浩之 / HIROYUKI TANAHASHIさん 紹介
関西学院大学( 体育会サッカー部)を卒業後、東証一部上場大手人材紹介会社にて4年半勤務。 大阪、名古屋で2事業部の立ち上げを経験。約2000人のキャリアサポートと製造業を中心としたベンチャー〜大手企業の採用コンサルに従事。ロンドン駐在にアサインされるも「やりたいこと」実現のため退職。 退職後、インタビュアーという肩書きで世界一周をしながら、各国で活躍する経営者、子育てされているママさん、大学生などの『人生』インタビュー、学生向けイベントを開催。コロナの影響で日本へ一時帰国し、ZaPASSスクールにてコーチング講座を受講。現在は、ノマドフリーランスのプロコーチとして活動。 (総有償セッション時間約450時間)CRRにてシステムコーチング(2人以上の関係性)基礎編・応用編修了
他:社外コーチ、コミュニティコーチ、1on1社外メンター活動、ファシリテーター、司会、リトリートイベント、空間創り(脱デジタルで身体性を取り戻す)
棚橋さんの会社URL:アートコーチングにご興味ある方はこちらからどうぞ。