皆さんこんにちは。
バンクシーと言えば神出鬼没に現れ、誰も知らない間に絵を完成させてしまうアーティストとして有名です。
しかし、バンクシーの作品はなぜか贋作が多い事でも知られています。
なぜ贋作が多いのか、誰も気づかないうちにアートを完成させてしまうのか(?ここの表現がわかりにくいです)
といったことに関係してきます。
今日は一緒に謎を紐解いていけたらと思います。
そもそもバンクシーとは。
バンクシーに関して名前だけは聞いた事があるけど…といった方でも分かりやすく解説したアーティスト紹介ページがあります。
詳しくはこちらを参考してみてください。
作品の手法に問題が…
バンクシーが誰の目にも留まらぬ速さで完成度の高い作品を仕上げるためには
・本当に簡略化した作品になるか、
・比較的簡単に仕上げられる手法を用いるか
短時間で絵を仕上げるためにバンクシーの場合は
ステンシルグラフィティという手法を用いています。
ステンシルグラフィティとは…
ステンシル・グラフィティとは、紙、厚紙、その他のメディウムで作られたステンシル型紙を使って素早く複写可能な絵やテキストを作成するグラフィティ手法の一種である。ステンシル全体を塗り潰すことで、その下にある表面にイメージを形成させることができる。複数のステンシルをレイヤーのように使うことで色の数を増やしたり、奥行きが出るよな錯覚を形成させることもできる。
ステンシルを使う芸術家の多くは動機がある。大部分の芸術家にとっては作品を宣伝して認めてもらうために利用しているが、政治的メッセージを訴えるのに簡単な方法として利用するものもいる。
ステンシル・グラフィティは、型紙がある限り均質な作品が制作でき、また、ほかの従来のタギング手法に比べると、非常に素早く複雑な作品を簡単に複製できる点がメリットとされている。
Artpedia/ https://www.artpedia.asia/stencil-graffiti/『ステンシル・グラフィティ』
本物と贋作を見分けるために…
こちらも本サイトの記事からの引用になりますが
本物の作品かどうか知りたい場合は唯一の認証機関Pest ControlのCOA(証明書)があるか必ず確認してください。もしくは、Pest Controlに直接問い合わせてみるのも良いと思います。Pest Controlは、「何の罪もないコレクターが偽物を摑まされないように」という想いからバンクシー自ら立ち上げた機関です。
P Art Online / https://p-art-online.com/artist/banksy/ バンクシー
自ら贋作を摘発する機関を作ってしまうとは、さすがバンクシーですね。
他にステンシルグラフィティの手法を用いている作品
ステンシル・グラフィティは、非常に素早く作品を完成させることができるため、屋外などの大衆の目に触れる場所に作成されることが多く、時に政治的なメッセージも込められています。

上の作品は、バンクシーが有名になる前からステンシルグラフィティの手法を使ってストリートアート作品を作ってきたBlek le Ratの作品です。

上の作品はABOVEによりカリフォルニアで描かれたステンシルグラフィティ作品です。
まとめ
街中でアートを見かけるとバンクシーを連想してしまうほど、ストリートアートやステンシルグラフィティはバンクシーの代名詞となりました。
ステンシルグラフィティの作品をコレクトする際には、作品がバンクシーのものでなくても贋作には注意しましょう。
