みなさん。大阪の中之島美術館にある宇宙服を纏った猫のオブジェについて気になっている方も多いのではないでしょうか。
中之島美術館の名物と言っても過言ではない宇宙服を纏った猫のオブジェの作者は実は「ヤノベケンジ」という人物であることはご存じですか?
今日は上記の作者であるヤノベケンジについて少しまとめていこうと思います。
ヤノベケンジさんとは?
![](https://p-art-online.com/wp-content/uploads/2023/04/yanobekenji_3810.jpg)
大阪府茨木市出身で、京都造形芸術大学の教授として活躍しながら現代美術家としても多くの功績を修めている方です。
経歴
大阪府春日丘高等学校出身で。1989年に京都造形美術大学美術学部彫刻専攻を卒業し、卒業後はイギリスにあるアートの名門であるロイヤル・カレッジ・オブ・アートに留学したそうです。
1991年には日本に戻り、京都都立芸術大学大学院美術研究科を修了。
1994年からは4年間ほどベルリンに拠点を置きアーティスト活動をされてきた方です。
現在は大阪府高槻市に拠点を移し、アーティスト活動をしています。
海外でのアーティスト活動に加え、いくつかの賞なども受賞経験もあり、今注目のアーティストの一人です。
ヤノベケンジさんの代表作は?
やはり、ヤノベケンジさんの代表作としては、上記でも挙げた宇宙服を纏った猫をモチーフとして作られた「SHIP’S CAT」シリーズではないでしょうか。
「SHIP’S CAT」誕生の経緯
元々、全国展開されているコミュニケーションホステルである「We Base」より『その土地土地でパブリックアートとなる作品を作ってほしい』と依頼を受けたのがきっかけのようです。
まず、「SHIP’S CAT」の第一号は博多で飾られました。
そこでヤノベさんが注目したのが、博多が日本最古の港といわれ、
引用:colocal.jp/ヤノベケンジ作品を見に行こう
船旅の拠点であったということ。
そこから世界中を旅する人たちを見守るパートナーとして想起させられたのが、
大航海時代に船乗りたちと旅をしていた猫という存在。
世界を旅する、シップス・キャットとは/https://colocal.jp/news/131712.html
猫は上記のみならず、世界的に縁起のいい動物とされていることより様々な思いや祈りを込めやすい気がしますね。
ヤノベケンジさんの車の作品が話題に。
![](https://p-art-online.com/wp-content/uploads/2023/04/DSC_8773.jpg)
上記の作品は2023年にヤノベケンジさんとイラストレーター・PALOW.さんが制作した車の作品「SHIP’S CAT (Speeder)」です。
可愛いフォルムの車はしっかり公道が走れるほどの設計技術も兼ね備えられ実用性にも他の車何ら遜色ないほどのものとなっています。
SNS上では「世界最速の彫刻」として話題を呼びました。
ヤノベケンジさんのグッズはどこで買える?
上記の内容からヤノベケンジさんに興味がわいた方も多いのではないでしょうか。
もしかしたら中には「ヤノベケンジさんのグッズが欲しい!」と思ったかももいるかもしれません。
そんな方々の為にネット上でヤノベケンジさんのグッズが買えるサイトをいくつかまとめてみました!
https://store.lammfromm.jp/view/category/yanobe_kenji
上記のサイトでは、トらやんやサンチャイルドを中心に、マグカップやネクタイ、トートバッグ、キーホルダーなどを販売しています。
上記のサイトではTシャツをはじめとするアパレル商品を数多く取り扱っています。
https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/11128-1544311118.html
この上記サイトでは、大人気である「SHIP’S CAT」のフィギアなども取り扱っています。
ヤノベケンジさんの猫のガチャは?
ヤノベケンジさんの作品の中でやはりダントツに人気があるのが「SHIP’S CAT」シリーズです。
2023年1月には以下のように「SHIP’S CAT」のガチャが出るほどまでの人気ぶりだったそうです。
![](https://p-art-online.com/wp-content/uploads/2023/04/SHIPSCAT_DP.jpg)
大阪でヤノベケンジさんの作品がみられる場所は?
大阪中之島美術館
大阪中之島美術館=ヤノベケンジさんと言っても過言ではないぐらい入り口にそびえ立つ存在感ですよね。
- 「SHIP’S CAT (Muse)」
![](https://p-art-online.com/wp-content/uploads/2023/04/wp-1650268127291-768x1152-1.jpg)
大阪中之島美術館に入ってみると「SHIP’S CAT」だけでなく他の作品もみることができます。
- ジャイアント・トらやん
![](https://p-art-online.com/wp-content/uploads/2023/04/wp-1649755349126-768x1152-1.jpg)
ジャイアント・トらやんは「子供の命令にのみ従い、歌って踊り、火を噴く子供の夢の守護神」といった意味があるようです。
京都でヤノベケンジさんの作品が見られる場所は?
![](https://p-art-online.com/wp-content/uploads/2023/04/DSF0486.jpg)
一時的に清水寺にヤノベケンジさんの狛犬が京都の清水寺に置かれていたこともあったようです。
福岡でヤノベケンジさんの作品が見られる場所は?
![](https://p-art-online.com/wp-content/uploads/2023/04/Ships_Cat_HAKATA-min.jpg)
「SHIP’S CAT」がWe Base博多では大きな目印となっており、存在感がすごいという印象です。
ここまでの目印があればWe Base博多を間違える人は少ないでしょう。
高松でヤノベケンジさんの作品が見られる場所は?
2022年に行われたアートの祭典「おいでまい祝祭2022」ではヤノベケンジさんの「モフモフコレクティブ」の展示が話題を呼んだようです。
![](https://p-art-online.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG_5907-1024x683-1.jpg)
兵庫でヤノベケンジさんの作品が見られる場所は?
兵庫県立美術館では
「サンシスターなぎさ」が入口でお迎えしてくれます。
![](https://p-art-online.com/wp-content/uploads/2023/04/wp-1650268240992-768x1152-1.jpg)
世界中のすべての災害からの復興・再生を見守っているという意味を込められて作られているようです。
因みに、この兵庫県立美術館は現代建築家の巨匠である安藤忠雄さんがデザインしたものだそうです。
まとめ
今回は大人気アーティストであるヤノベケンジさんについてまとめてみました。
ヤノベケンジさんの作品はどの作品も一つ一つの作品にしっかりした願いや祈りのようなものが込められていてわかりやすく、尚且つ可愛くて親しみやすいものが多い印象です。
個人的にはとても好きなアーティストの一人です!
全国様々なところで拝見できるヤノベケンジさんの作品を巡る旅をしてみても面白いかもしれませんね。
写真で見るのと実際に作品に触れてみるのとでは感動が雲泥の差ほど違うことは言うまでもないでしょう!
ヤノベケンジさんに限らずご自身の推しのアーティストを是非見つけてみてください!きっと思いがけない発見があるかもれません。
![](https://p-art-online.com/wp-content/uploads/2022/08/ochika-150x150.jpg)