経歴
北斎は、東京都葛飾区の職人家に1760年に生まれました。北斎の父は、将軍の鏡を製作する鏡職人だったと言われています。北斎は6歳の頃から絵を描き始め、父親から芸術を学びました。
14歳で木彫師の見習いとなり、18歳まで働き、その後は工房に入りました。
1779年に歌舞伎俳優の写真で最初の版画を出版しました。初めは、当時人気があった遊女や歌舞伎俳優などの浮世絵を作成しましたが、北斎は風景や日本人の日常生活や動物や昆虫などを題材に変えていきました。その他にも、肖像画や絵本、漫画など様々なジャンルに挑戦しました。
北斎のキャリアの絶頂期は1820年代でした。最も有名な作品である大波を描いた「富嶽三十六景」が発表されたのはこの頃です。この作品は大変人気があったので、北斎はさらに10枚の版画を制作しました。
1839年、東京で北斎のスタジオと彼の作品の多くが火事で破壊され、災害が発生しました。また、安藤広重などの若手アーティストが台頭しましたが、北斎は1946年に亡くなるまで絶えず良い作品を生み出そうと作品の制作を続けました。
葛飾北斎の実績は、日本でなく海外でも評価されています。
アメリカの『LIFE』誌が「この1000年で最も偉大な業績を残した世界の100人」という特集を組んだ際に日本人で選出されたのは唯一北斎だけ選出されました。日本よりもむしろ世界で高い評価を受けているのです。
引用:Waraku web
引用
Waraku web
「葛飾北斎とは?浮世絵「富嶽三十六景」など有名作品と人物像を徹底解説!」
まとめ
昨年、東京にあるすみだ葛飾北斎ミュージアムに行きました。外観からとても素敵で圧倒されました。そして、もちろん展示もとても分かりやすく楽しく葛飾北斎について勉強できました。
是非、皆様も行ってみてください。
浮世絵は、保存の良いものとそうでないものでは100万円以上の値段の差がありますので、購入の際には注意深く観察してみてください。