杉田陽平の経歴
杉田陽平は、Amazonプライム・ビデオの婚活サバイバル番組「バチェロレッテ・ジャパン シーズン1」への出演がきっかけとなり、一躍有名になった日本の画家、現代美術家です。
杉田は1983年に三重県津市生まれました。三重県立飯野高等学校応用デザイン科を卒業した後、武蔵野美術大学造形学部油絵科在学中に革新的な絵画を次々に制作して、絵画コンクールで多くの作品が受賞を重ねたことで、本格的にプロの画家活動に専念していくようになったそうです。
杉田の作品は、歯科技工士が使う溶剤を用いた立体成型など、意表をつくような斬新な表現がどんどん取り入れられており、抽象画や具象画など幅広く『決まった型を持たない』をモットーに制作されているといいます。
また、美術の知識も豊富で鋭い感性を持っていることでも知られています。
2009年に東京都知事だった石原慎太郎など著名人も杉田の作品を購入したことがあるなど、多くのアートコレクターたちに支持されており、個展のたびに作品が即完売するという人気ぶりです。
また、個人活動とは別に2002年に美術予備校の新宿美術学院で知り合った同期生6人で、アート集団「じゃぽにか」を結成し、活動しています。
杉田はこれまで個展、グループ展ともに多くの展覧会に参加しているほか、「ART AWARD TOKYO 2008」「シンジュク アート インフィニティ」「第3回 四万十映画祭最優秀賞」など数多くの受賞歴があります。
そのほかにも、2012年に横須賀美術館で開催された「L’Arc〜en〜Ciel 20th L’Anniversary EXHIBITION展」にアートワークを提供したり、上海アートフェアなど海外のアートフェアにも参加したり、テレビや雑誌、ラジオへ出演したり、最近では2022年6月4日から26日に東京・上野の森美術館で開催された「木梨憲武展 Timing -瞬間の光り- 」で木梨憲武氏との共作が展示されたりと、多方面で活躍しています。
バチェロレッテに出演した杉田陽平
杉田陽平は、大学在学中から画家としての才能に注目されていたものの、やはり「バチェロレッテ・ジャパン」への出演によって一気に注目を集めたといえるでしょう。
「バチェロレッテ・ジャパン」は海外の人気リアリティーショーを元に製作された「バチェラー・ジャパン」の男女逆転バーションであり、1人の女性、福田萌子をめぐって17人の男性が恋人の座を争うという『婚活サバイバル』恋愛リアリティーショーです。
「バチェロレッテ・ジャパン」の中で、杉田は他の出演者と比べ庶民的で純朴なキャラクターとして人気を集めており、最終候補の一人として勝ち残りました。
杉田陽平の作品と値段
「skull」2009年
2009年に制作されたアクリル画作品の「skull」は、税込¥169,290で販売されました。
カラフルな骸骨をモチーフとした作品です。
「crystal series (Monet)」2018年
「crystal series (Monet)」は、ガラスの上にアクリルで描かれたシリーズの作品です。
様々な素材の使い方を生み出す杉田の作品の個性が見られます。
本作品は税込¥116,050で販売されました。
「Art Happy Bag 4 (ジェフ・クーンズとピカチューへのオマージュ)」2020年
有名なオブジェクトやキャラクターのキッチュなイメージを使った大規模の作品で知られているアメリカの美術家ジェフ・クーンズ。
2020年に杉田が製作した「Art Happy Bag 4 (ジェフ・クーンズとピカチューへのオマージュ)」は、その世界的アーティストへのオマージュとして、日本が誇る人気アニメ「ポケットモンスター」のメインキャラクターであるピカチューをモチーフに作られました。
本作は、税込¥33,000で販売されました。
「夜のカフェテラス」2021年
1888年9月にフィンセント・ファン・ゴッホによって描かれた名作「夜のカフェテラス」をオマージュした作品です。
巨匠ゴッホの作品同様、青と黄色の対比が鮮やかで美しい夜の情景と集う人々の様子が目に浮かびます。
税込¥880,000で販売されました。
杉田陽平の個展情報
杉田はこれまでに多くの個展やグループ展を開催しています。
2022年8月17日(水)から8月23日(火)まで、初めての開催地となる福岡での個展が予定されています。
開催場所は福岡天神の岩田屋本店1階で、入場は無料です。
本個展では、全作品が抽選販売されるほか、杉田本人は8月20日(土)、21日(日)に来場し、ライブペインティングが行われる予定となっているそうです。
杉田陽平のインスタグラムでも個展情報のほか、作品についての情報を随時発表しているため、気になる方はチェックしてみてください。
愛車はランボルギーニ?!
アーティストとしての活動だけでなく、「バチェロレッテ・ジャパン」への出演によって、何かと話題になっている杉田陽平。
『杉田陽平の愛車はランボルギーニ?!』という噂を目にした方もいるかもしれません。
こちらが話題になったのは、杉田が所属するアートグループの「じゃぽにか」のツイッターにて、オレンジのランボルギーニに乗る、モザイクのかかった男性らしき写真が『杉様「俺がお前らの事全員守るから。」だそうです。雨も降ってないのに濡れた。』というキャプションとともに掲載されたことが、原因としてあげられます。
実際に写真のランボルギーニの持ち主が誰かははっきりわからないようで噂だけが先行しているようです。
ちなみに、杉田は自身のインスタグラムで2021年11月に愛車として38歳になった記念にポルシェのカイエンGTSを購入したことを投稿していました。
まとめ
画家・杉田陽平は、「バチェロレッテ・ジャパン」のシーズン1への出演で一躍有名になり、彼自身や作品のファンも一気に増えました。
ここ数年、杉田陽平の個展が開催されるとその度に作品は完売し、日本のアートオークションではすでに作品が数百万円で取引されています。
今後もアーティストとしての杉田の作品に注目していきましょう。
参考
タグボート https://www.tagboat.com/products/list.php?author_id=9650
Artsy https://www.artsy.net/artist/yohei-sugita/auction-results?metric=in
杉田陽平 オフィシャルサイト https://yoheisugita.com/
telling 「バチェロレッテ・ジャパン」杉田陽平さん「彼女の本当の魅力を、僕なら言葉にできる自信があった」https://telling.asahi.com/article/13988729