コラム記事

インベスターZから学ぶ!アート投資の魅力とインフレに強い理由

インベスターZとは、2013年から2017年の期間で投資をテーマに連載していた漫画です。難しいテーマを初心者目線で描いていたため、勉強を目的に購入する人が続出しました。

特にインベスターZの4巻で主人公が「一部の人間がコレクションとして秘蔵しているものに価値はない!」と先輩たちに言うセリフが印象的です。

そこで本記事では、近年インフレということもあり、話題になっているアート投資がなぜ注目されているのかを解説します。インベスターZから何が学べるかについても紹介するので、ぜひ最後までお読みください。

また、下記記事ではアート投資のやり方を解説しています。アート投資に興味のある方はぜひ参考にしてください。

オークションでアートを買う理由オークションでアートを買うべき理由をわかりやすく解説しています。...

インベスターZとは?何が学べる?

出典元:https://www.crunchyroll.com/

インベスターZは先ほど説明したように投資のテーマを題材にした漫画です。ここでは何が学べるかを具体的な例を含めて紹介していきます。

①お金や投資の基礎

インベスターZは、投資を1度もしたことない中学1年生がお金や投資について学んでいくストーリーです。そのため投資の基礎である損切りや分散投資といった難しいワードを簡単に学べます。

他にも投資の用語だけでなく、保険や日本の経済の話など身近にあるものが出てきます。特に作中で登場する「資産家は恐慌時に生まれる」というセリフは、景気が悪くて誰もお金を動かしたくない時に投資をした人間がお金持ちになれることを意味した言葉です。

景気が悪い時は、お金を使わずに貯金する人が多い傾向にあります。しかしそんな時こそお金を様々なジャンルへ投資する必要があることを学べます。本記事では資産家について解説したセリフを選びましたが、他にも様々な気付きがあるので興味のある人はぜひ読んでみてください。

②投資の考え方や物事の考え方

①でインベスターZでは、お金や投資の基礎、保険、経済について学習できると紹介しましたが、実はそれだけでなく投資や物事の考え方も勉強できます。

例を挙げると、主人公が麻雀に参加してボロ負けして「ルールもロクに知らないのに首を突っ込むヤツは結局カモになるんだよ」と先輩に言われるシーン。一見、何も感じない場面ですが、漫画だけでなく日々の生活に通ずるものがあるでしょう。

実は世の中では詐欺に引っかかってしまう人が一定数います。アメリカで発表されたデータで被害にあっている年齢層を見てみると、実は高齢者より22歳から29歳の若年層が多いと発表されています。

参照元:高齢者より若者の被害報告が多い! アメリカの最新データで見るネット詐欺の最新状況【被害事例に学ぶ、高齢者のためのデジタルリテラシー】 

有名な詐欺としてマルチ商法が挙げられますが、考えてみると仮想通貨や不動産など理解が困難なテーマを頻繁に扱っています。断定はできませんが、理由として考えられるのは、知識のない若い人は何も分からずに契約してしまうケースが多いからでしょう。

つまり、社会のことを何も知らないと詐欺に合ってしまう可能性が高いことを意味します。

インベスターZでは、様々な場面で日々の生活で利用できる場面が描かれています。そのため若年層ほど読むべき漫画です。

インベスターZで学べるアート投資の魅力とインフレに強い理由

現在日本では物価が上昇しお金の価値が下がるインフレ状態です。しかし給与は上がっていない非常に深刻な状況にあります。そんな中で注目されるのは金や美術品など現物資産への投資です。

そこで冒頭でも紹介した「美術品に一部の人間がコレクションとして秘蔵している物に価値はない!」場面を深堀して、アート投資の魅力を解説していきます。

①アートを欲しい人がコレクターがいるから

アート投資の最大の魅力は、コレクターがいるためアートの価値が落ちないことです。そのためインベスターZのセリフは間違っています。もちろんアートが好きでも価値のない物をコレクションしている人もいるので、その場合は作中で言っていることは正しいでしょう。

しかし一般的に見るとアート投資は、根強いコレクターがいるからこそ成り立つ投資です。世界に数枚しかない絵画はそれだけで価値が上がったり、作者が死んだ後に価格が高騰したりするのはそのためです。

実際に誰もが知っているであろうパブロ・ピカソの作品は、約215億円で落札された事例があります。他にもコレクターがいる限り価格は高騰し続けるので、景気に左右されにくいのもアート投資の大きなメリットです。

②現物資産で資産価値が高いから

美術品は、金や時計と同じ現物資産です。そのため景気の影響を受けにくく、物の価値が上がるインフレに強い特徴を持っています。また、現物資産は形のない株や暗号資産といった金融資産とは異なり、実物があるため価値が0になることはありません。

したがって絵画や美術品などのアートは、資産価値が高い安全資産の1つとして捉えられています。特に絵画に関しては、知名度や作者が死去したことで世界に数枚しかない希少価値で大きく値段が高騰します。先ほど紹介したパブロ・ピカソの絵が215億円で落札されたのがその1つです。

他にも、Camilla Engström(カミラ・エングストローム)が2020年に作成した「Love Tastes Delicious」は2022年に72,646ドル(約9,668,565円)で落札されています。アートの世界では急に作品が高騰する事例は数多くあります。興味のある人はこちらの記事を読んでみてください。

まとめ

盛り上がりを見せているアート業界。日本の景気も悪くなっているためより一層、アート投資が注目されると予想されるでしょう。

特に日本はこれからも給与が上がらないと言われています。そのために老後へ向けた資産形成を今からでも考えていくことが非常に大切です。とはいっても先ほど説明したようにルールを知らないと詐欺に合う可能性が高くなります。

何事もそうですが、まずは情報を集めることが大切です。また、投資は自己責任で行うものなのでアート投資を行う時も必ず様々なことを勉強してから始めましょう。

ABOUT ME
颯太中島
高校在学中は工業高校で幅広く情報技術について学習。約2年ほど会社で働いた後、カナダに1年間ワーホリへ。帰国後、海外の友人にもう一度会いたいことを目標に現在Webライターとして活動中。