コラム記事

ドン・キホーテもNFT配布を開始!NFTを配布した企業4選とNFT投資はなぜ流行っている?

最近NFTが様々な業界で利用され、メディアでも紹介されるようになってきました。2022年にはドン・キホーテが公式キャラクターである「ドンペン」をモチーフにしたNFTが555個限定で配布されたことがNFT業界で大きな話題となりました。2023年になった今でも様々な企業が参入してきています。

そこで今回は、NFTのキャンペーンを行った企業を4つ紹介するとともに、NFT投資が注目されている理由について徹底解説します。

また、下記の記事ではNFTが日本でどれくらい流行しているかをまとめています。興味のある人は本記事と合わせて読んでみてください。

NFT 日本
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ドン・キホーテを含む有名企業も参入!NFT投資はなぜ流行っている?

最近は有名企業やYouTuberが参入したことで盛り上がりを見せているNFT業界。

ここではNFT投資が注目されている理由について解説していきます。

①資産価値が高いから

ブロックチェーン技術によって偽物を作り出すことができないNFT。そのため、メタバースやゲームだけでなく、本物が見分けにくい美術品にも使用されています。

美術品、いわゆるアート作品は驚くべき高価格で取引されていますが、偽物が世の中に多く出回っていることで投資家目線からするとリスクの高い投資でした。

しかし現在は、NFTによって本物か偽物かの判断が容易になったため、安心して購入できるようになっています。実際にNFTアートの高額落札事例として2021年3月にBeepleが作成したデジタルアート作品が、オークションにかけられ、6930万ドル(約75億円)で落札されています。他にもNFTアートが落札された事例は数多く存在します。

これもNFTによって本物かどうかの判断が出来るようになり、すでに資産価値の高いと呼ばれるアートがより価値のあるものへと変化したからでしょう。

②メタバースが流行った時にNFTの価値が上がるから

NFTは仮想現実と呼ばれるメタバースに欠かせない物の1つです。そして2023年現在でもなおメタバースは作成途中であるため、NFTの需要が今後上昇すると予想し投資している投資家は多くいます。あらゆることに言えますが、世間の需要が高い物ほど高価格で取引されます。

そのため、投資家目線だと今後伸びるであろうメタバース業界に不可欠なNFTは価格が急激に上昇していくと推測しているのでしょう。

実際にメタバースの市場に関する記事では、2021年・2022年の市場規模は約400億〜5,000億ドルに対して、2030年は約6,000億〜13兆ドルになると予測されています。今後より拡大していくであろう市場であることは間違いありません。

参考元:メタバースの市場規模(2021〜2030予測)と今後伸びる業界ランキング 

③NFTを使用したゲームが続々と作られている

歩きながらNFTを入手できるゲームのSTEPN(ステップン)をはじめ、モンスター育成カードゲームのAxie Infinity(アクシーインフィニティ)などNFTを使用してゲームをすることが当たり前の時代になりつつあります。

最近では有名YouTuberがNFTゲーム「XENO」を5月にリリースしたため、さらに業界全体が盛り上がると予想できるでしょう。また、NFTゲームではその名の通りNFTが必須であり、入手が困難なレアリティの高いものであるほど高額で取引されています。

そのため、近い時代にゲームとNFTを組み合わせて生活できるレベルのお金を稼げる時代が来ると言われています。

ドン・キホーテ以外にNFTを販売・配布した企業4選

ドン・キホーテ以外にもNFTに関するキャンペーンを行った企業は多くあります。今回はNFT配布・販売をした有名企業を4つピックアップしました。

①スターバックス

コーヒーチェーン店として誰もが知っているスターバックスでもNFTを使用したキャンペーンが行われることが発表されています。

具体的な内容としては、オンライン注文ができるアプリの中にコーヒーについての学習機能やゲーム機能を追加して、体験を完了するとNFTが入手できるというものです。日々スターバックスでコーヒーを注文している人には嬉しいサービスでしょう。

また、2023年3月9日に専用マーケットで販売されたスタバ初のNFT(Starbucks Odyssey Siren Collection)は、発売後20分で売り切れになったようです。価格は、1つ100ドル(日本円1万3,000円)で2000個発売されました。

現在OpenSeaでは、最低価格が0.25ETH(日本円6万2,000円)で取引されています。

参照元:スターバックスが「NFT」技術を活用した新サービス開始へ 

②カルビー

カルビーは、2023年4月12日~5月31日の期間限定でポテトチップスを購入した人へNFTを配布することを発表しました。

こちらのキャンペーンではスマートフォン向けのアプリ「カルビー ルビープログラム」を使用して指定された方法で折りたたんで撮影すると、NFTを取得できるというものです。誰でも気軽に参加できるため注目を浴びています。

参照元:カルビー、“ポテトNFT”を取得できる「NFTチップスキャンペーン」 

③KONAMI

KONAMIは2022年1月13日に昔から愛され続けるゲームである「悪魔ドラキュラ」の人気ゲームシーンやBGMをアート作品としてオークション形式で販売することを発表しました。

そして2023年現在売り上げについて調べたところ累計約16万ドル売れたと報告されています。ゲーム会社がNFTを販売すると批判の声が多数寄せられていましたが、KONAMIによって新たな風が吹いたと言えるでしょう。

参照元:「悪魔城ドラキュラ」シリーズ35周年を記念したNFTアート販売のお知らせ | 株式会社コナミデジタルエンタテインメント 

参照元:KONAMI「悪魔城ドラキュラ」の記念NFTが16万ドル超を売り上げる! – NFT Now|国内最大級のNFT情報メディア

④JR西日本

2022年に10月14日、鉄道開業150年を記念して鉄道のNFTが期間・数量限定で発売されました。気になる売れ行きは、わずか2分で完売。長年愛され続ける鉄道だからこその結果といえます。

他にもトレーディングカードや3Dフィギュア、トレインマークなどのNFTを合計96種類・各100個限定で販売して話題になりました。

参照元:JR西日本グループ初の鉄道NFT、発売初日は2分で完売!鉄道開業150年を記念して32日間 順次発売します

まとめ

日々盛り上がりを見せているNFT業界。企業も参入し始めてきて今後さらにアートやゲーム、音楽など様々な業界において影響が出てくることが予想されるでしょう。

まだ世間的に見るとNFTが流行していないにも関わらず、すでに数億円規模で取引されている事例があることを考えると、今からでも学習して時代の変化に適応していくことが大切だと個人的には思います。

ABOUT ME
颯太中島
高校在学中は工業高校で幅広く情報技術について学習。約2年ほど会社で働いた後、カナダに1年間ワーホリへ。帰国後、海外の友人にもう一度会いたいことを目標に現在Webライターとして活動中。