コラム記事

【#ひろがるホロライブ】話題のVTuberグループ『ホロライブ』とは!?

3月18日(SAT)、19日(SUN)の2日間幕張メッセで開催され、連日Twitterトレンド世界一位を獲得するなど大盛況で幕を閉じた『hololive SUPER EXPO 2023』及び『hololive 4th fes. Our Bright Parade』
『#ひろがるホロライブ』をテーマに、日本のみならず多数の海外からの参加者も巻き込んだこのイベントを行った『ホロライブ』とは一体どんなグループなのでしょうか?
今回はそんな大人気VTuberグループ『ホロライブ』について、ホロライブリスナー歴4年の私が簡単に紹介していきます!

VTuberとは?

最近ではYouTubeの枠を飛び越え幅広い分野で活躍し、さまざまなメディアで見かけることも多くなったVTuberですが、その実VTuberがどのような存在か分からない方も多いと思います。

VTuberとはVirtual(バーチャル) YouTuberの略称で、2Dもしくは3Dのキャラクターの姿を使って、主にYouTubeで動画投稿やライブ配信をしている動画配信者のことです。


当初は2016年にはじめてバーチャルYouTuberという呼称を使って活動を開始した「キズナアイ」を筆頭に3Dアバターでの動画投稿が主流でしたが、2017年ごろから平面のイラストを立体的に動かせる「Live2D ®」を使用した2DのVTuberが増えていきました。
技術的な問題もあり、当初はあまり数も多くなかったVTuberですが、アバター製作ツールや配信プラットフォームの開発が進み、2022年末の時点でその数は20,000人を超えました。

現在では個人でアバターを作成して活動している「個人勢」VTuberや、ホロライブプロダクションやにじさんじプロジェクトなどの大手事務所やプロダクションに所属する「企業勢」VTuberがいます。
VTuberが自治体や企業のPRキャラクターに採用されたり、今年2月にはホロライブ所属VTuberさくらみこ、がうる・ぐら、森カリオペの3名が「東京観光大使」に任命されるなど、VTuberの活動も広がっています。

ホロライブとは?

「東京観光大使」に任命されたさくらみこ、がうる・ぐら、森カリオペの3名も所属する今流行りのVTuber事務所「ホロライブ」とは一体どんなグループなのでしょうか?

引用:https://hololive.hololivepro.com/

「ホロライブ」とは、カバー株式会社が運営する「ホロライブプロダクション」というVTuber事務所に所属する女性VTuberグループです。
2017年9月7日にカバー株式会社初となるバーチャルYouTuber「ときのそら」の活動開始に始まり、今では1~6期生、単独デビューや元個人勢、社内の別プロジェクトからの加入だったりなど、特殊な経歴を持つ「0期生」、「ゲーム実況を中心に活動する」というコンセプトで生まれたグループ・ユニット「ホロライブゲーマーズ」と総勢35人のメンバーが在籍しています。

海外からの視聴者・ファンが増えていることを受け、2020年4月より「HololiveID(ホロライブインドネシア)」、同年9月には「HololiveEN(ホロライブイングリッシュ)」もデビューしワールドワイドな活動を行っています。
2019年5月には男性VTuberメインの事務所「ホロスターズ」を設立(2019年12月以降は事務所ではなく、「ホロライブプロダクション」内の男性Vtuberグループとなった)、「ホロライブプロダクション」4グループを通し、幅広い視聴者層のファンを獲得しています。

ホロライブのVTuberはゲーム実況や歌、雑談やコラボ企画などバラエティ豊かなライブ配信を主な活動としています。
中でもさまざまな個性を持ったメンバーたちによる企画配信や、メンバー同士の掛け合いがたまらないホロライブ間でのコラボ配信などが人気のコンテンツとなっています。

2023年現在も勢いが止まらない!!ホロライブの人気の理由とは!?

ホロライブは「企業勢」VTuberの中でも特定の一人を応援しているのではなく、グループ全体を応援する「箱推し」と言われるリスナーが多いと言われています。
バーチャルアイドルグループとして事務所を構えているホロライブといえど、ホロライブのメンバーたちはそれぞれがチャンネルを開設し、基本は一人での活動がメインです。
そんな中でもホロライブの箱推しが多くなる理由は「メンバー同士の距離の近さ」にあります。

【↑大型企画主催メンバーで打ち上げ旅行に行くミオみこスバ】

1人のホロライブメンバーに興味を持って、チャンネル登録したとして、そのメンバーのチャンネルに「他のホロライブメンバー」がコラボなどで出演することがあります。
そこで「他のホロライブメンバー」にも興味を持つリスナーもいれば、今度は逆に好きなメンバーが「他のホロライブメンバー」のチャンネルに出演するからと、その配信を見に行きます。
それを重ねることによって徐々色々な「他のホロライブメンバー」を知る機会が多くなり、気づけばいろんなホロライブメンバーが好きになっていたり、メンバー同士の絡みが好きになることもあります。

「そんなにコラボをしていたらメンバー同士のリスナーの奪い合いや競争が生まれるんじゃないの?」そう思う方もいるかと思います。
同じ事務所に所属しているアイドルが別々にチャンネルを開設するとデメリットもありそうなものですが、ホロライブはYouTubeチャンネル登録者数100万人越えのメンバーが24人(2023年3月現在)と、個人個人のチャンネルがしっかりと機能しています。

個人チャンネル同士で争いが起きない理由こそが「メンバー同士の距離の近さ」、みんなでチカラをあわせて、ホロライブを盛り上げていこうというホロライブのスタンスにあります。
メンバーの一人一人が頑張ることで、グループとして成長する、それを見守るファンもおのずと「ホロライブ」というグループが好きになる。
これこそがホロライブの人気の大きな理由なのではないでしょうか。

遠いようで近い!?バーチャルアイドルだからこそ出来るファンと作り上げるエンタメ

ホロライブのメンバーはゲーム実況や歌ってみた系、雑談、企画系など様々な活動を行っています。
その活動で用いられている形式は「ライブ配信」型の動画がほとんどです。

これまでのアイドルと言えば、ライブがメインコンテンツでSNSや握手会などの限られた場面でしかファンは推しとの交流の機会がありませんでした。

一方、バーチャルアイドルとして活動しているホロライブのメンバーは「ライブ配信」での活動がメインコンテンツとなっています。
普段の私生活のちょっとした出来事から、レッスンや収録での裏話がリアルタイムで聞けてしまうのです!

【↑リスナーの部屋の画像をTwitterで募集し、ホロメンがルームツアーを行う大人気企画!】


ホロライブのメンバーも、視聴者からのコメントに、しっかりと反応するスタイルで活動しており、自分のコメントが好きなメンバーに読まれるなんてファンにはたまらなく嬉しいこともあります!

はまればはまるほど、推し活が生活の一部になっていく「好きな時に会えるアイドル」、それこそがバーチャルアイドルだからこそできる強みですね。

見れば見るほどクセになる!?笑いが止まらない企画動画3選

ここまであたかも「かわいい女の子たちによるバーチャルアイドルグループ」かのように「ホロライブ」を紹介しましたが、ホロライブの神髄はここからです。
ホロライブのメンバーはかわいい容姿と見た目に負けないレベルのキャラの濃さをもれなく全員が兼ね備えているのです。
こちらではそんなキャラの濃いホロライブメンバーが織りなす爆笑不可避な企画動画を出演メンバーの紹介を交えつつ3つほど紹介したいと思います。

【SMOK】誰のリスナーが一番不憫!?決定戦【ホロライブ】/大空スバル 大神ミオ 猫又おかゆ 戌神ころね

2期生所属の大空スバルとホロライブゲーマーズ所属の大神ミオ、猫又おかゆ、戌神ころねによる4人組ユニット「SMOK」による企画です。

明るく元気で活発であり、誰とでも分け隔てなく接することができる(破天荒な一面もあるが後輩にフリーダムな人物が増えてからはツッコミ・常識人枠であることが多い)大空スバル
ホロライブでも珍しい常識人枠であり、しっかり者(ただし少し天然が入っており、散発的にそこそこのPONを晒すこともある)な大神ミオ
心地よい低音ボイスが特徴で、落ち着いた雰囲気をしているが非常にマイペースかつ自由人(ホロライブたらし四天王の元祖)である猫又おかゆ
ホロライブの元祖配信モンスター。非常に訛りが強く、癖になる独特のイントネーションで話すホロライブサイコパス四天王の一角(その実空気読みと気遣いの鬼)戌神ころね
ボケとツッコミのバランスが神がかっており、仲がいいからこそ出せるあの空気感は一度体験したらハマること必至!

動画はタイトル通り、スバル、おかゆ、ころねの中から誰のリスナーが一番不憫かを審査員ミオと視聴者で決める企画なのですが、3人と各リスナーとの面白くも温かい関係性が垣間見え、とてもおすすめの動画です!!

【#みっころね24】新春!!爆笑!!みっころね24時間ぶっ通し生放送2022🎍/さくらみこ 戌神ころね

0期生所属のさくらみことホロライブゲーマーズ所属の戌神ころねによるコンビ「みっころね」による企画です。
先ほど紹介した戌神ころねとエリート巫女を自称しており、企画立案や動画・サムネの編集技術のセンスはとても高い”が”そのエリートっぷりをプラマイゼロにしてしまうほどのポンコツであるさくらみこ
破天荒な2人が織りなすドタバタなやり取りは1秒たりとも目が離せません!

動画は「みっころね24」の名の通り、みっころねの2人がゲストや企画を交えつつ”24時間”ぶっ通しで配信を行うなかなかにハードな企画ですが、最初から最後まで視聴者を笑顔にしてくれるみっころねの魅力がギュッと詰まった最高の動画となっています!
いかんせん時間が長いので、長いお休みの時に見るか、有志が作ってくれている「切り抜き動画」を見ることをおすすめします。

【ポルカの伝説】/尾丸ポルカ

【初回】

【プレイリスト】

幼女からお姉さんまで幅広い声色の演技ができる5期生きってのエンターテイナー尾丸ポルカ
普段は賑やかな振る舞いの彼女ですが、感情が乱高下しやすく、低気圧に弱く大体敗北しているという意外な一面もあり、自身のファンとは「共依存」の関係を築いています

2021年4月22日から毎週木曜日に更新されている尾丸ポルカの冠バラエティー企画
スタッフの井筒さんが合いの手として参加しており、2人の独特な間のあるやり取りがクセになる
ゲスト回もあり、ホロライブメンバーから外部コラボまで色々な絡みが気軽に見られるのもポル伝ならではの良さです!

メンバーの個性が光る!おすすめ3Dライブ3選

前項でホロライブのバラドルっぷりを紹介しましたが、ホロライブのメンバーがリスナーを笑顔にしてくれるのは企画だけではありません!
ホロライブではメンバーの周年や誕生日に3Dでの記念ライブを行うことがほぼ恒例となっています。
こちらでは個性豊かなメンバーたちによる、思わず見入ってしまう3Dライブを3選ご紹介します!

【#大空スバル4周年】新衣装お披露目!!!!!4周年ありがとうございました!!!!!!!!:NEW 3D COSTUME !!! 4th anniversary Live【ホロライブ】

2期生所属の大空スバルの活動4周年を記念して開催された3Dライブ
普段の配信では破天荒さと芸人かと思うほどのキレあるツッコミでリスナーを笑顔にしてくれるスバルちゃんですが、ライブの彼女は一味違います。
持ち前の明るさとパッションあふれるダンス、高く透き通った可愛さ満点でステージを駆ける彼女の姿はまさしく”アイドル”と言わざる負えません!
見れば絶対元気になれるスバルちゃんの魅力が詰まった最高のライブです!

【ゲスト多数!新髪型お披露目!】昭和老人会♪宝鐘マリン3周年記念歌謡祭【hololive/宝鐘マリン】

3期生所属の宝鐘マリン(自称17歳)の活動3周年を記念して開催された3Dライブ
「昭和」の歌謡祭をテーマに懐かしのヒットソングを多数のホロライブのメンバーをゲストに迎えて歌い上げています。
MCを1期生兼ホロライブゲーマーズ所属の白上フブキとホロライブゲーマーズ所属の大神ミオ勤め、画面構成も昭和に寄せており、その芸の細かさが窺えます!
昭和生まれであればホロライブを知らなくてもめちゃくちゃ楽しめる、ホロライブ好きならもっともっと楽しめる、これまた最高のライブとなっています!

【3D LIVE】Shining Memory / ラストに重大告知‼【#星街すいせい5周年LIVE 】

0期生所属の星街すいせいの誕生日&活動5周年を記念して開催された3Dライブ
2023年1月に自身2枚目のアルバムとなる2ndアルバム『Specter』のリリースと2ndライブ”Shout in Crisis”を開催し、VTuber初の「THE FIRST TAKE」出演を果たすなど、今最も勢いのあるVTuberの1人!
当初は個人勢VTuberとして活動し、その後ホロライブへ加入するという特殊な経歴を持ちながらも、持ち前の圧倒的な歌唱力と普段のギャップある可愛さから男女問わず人気を集めています。
そんな”星街すいせい”の5年間の歩みがぎっしりと濃縮されたライブ、最近ファンになった方はもちろん、長く応援していればしているほどこちらを泣かせに来ている演出もあり、こちらも星街すいせい5周年にふさわしい最高のライブとなっています!

まとめ

今回は、『hololive 4th fes. Our Bright Parade』について語りたかったんですが、ホロライブについてもっといろんな方に知ってもらいたい!という思いから準備回になりました。

先日、ホロライブを運営するカバー株式会社が東証グロースへの上場が承認され、これからさらなるホロライブの躍進が期待されます。
次回紹介予定の『hololive 4th fes. Our Bright Parade』で見せたARライブの進化や、鋭意制作中とされているVTuberを活用したメタバースプロジェクト「ホロアース」など、今後も様々なプロジェクトが展開されていくようですので、これからもホロライブの動向から目が離せませんね!

(C) 2017-2020 cover corp.

サムネイル画像引用:https://hololivesuperexpo2023.hololivepro.com/

参考:https://hololive.hololivepro.com/
   https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%80%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
   https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%9B%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96
   https://dengekionline.com/articles/37653/
   https://manataro.com/hololive/
   https://seesaawiki.jp/hololivetv/

ABOUT ME
羽稲まを
専門学校時代、ゲームデザイナーを志すも周りに絵を描ける人材がいなかったため独学でイラストを勉強、絵も描けるゲームデザイナーとして重宝された。 道半ばで「自分、デザイン関連の方が向いてるのでは?」と、ウェブデザイナーを志しまたも独学で「ウェブデザイン技能士」を会得するも、大事故に遭い九死に一生を得る。 現在はフリーゲームデザイナーとしても活動中!