コラム記事

NFTやブロックチェーン、暗号資産がわかる!オススメの本まとめ

NFT、ブロックチェーン、暗号資産・・・。

『今話題でよく耳にする言葉だけど、正直なんなのかよくわからない。』
『具体的にどんなものかイメージができない。』
『専門用語がわからず、ついていけない。』

今回は、そんなあなたにオススメしたい、NFTやブロックチェーン、暗号資産についてイチから学べる本をまとめて紹介します。

ブロックチェーンとは?

引用:「Blockchain Technology Explained and What It Could Mean for the Caribbean」https://blogs.iadb.org/caribbean-dev-trends/en/blockchain-technology-explained-and-what-it-could-mean-for-the-caribbean/

ブロックチェーンとは、データを暗号化する技術によって、整理された過去からの情報の履歴を1本の鎖のように並べて保存し、性格な取引履歴を維持することを目指した技術です。

ブロックチェーンは、自律分散型のシステムであるため、データが破壊されたり改ざんされたりすることを防ぐことができ、信頼性が高いという特徴があります。

GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)がほぼ独占している、私たちの現在の生活に根付いた技術(クラウド、IoTなど)が中央集権型であるのに対し、ブロックチェーンは自律分散型であるため、新しい時代の中心になる技術であると言われているものの、法律が整っていないことや理解が難しいなどの障壁もあるようです。

またブロックチェーンの活用により、障害によってシステムが停止してしまうリスクを低く抑えられるため、銀行業務などのシステムに大きな変革をもたらす革命的なインフラであると期待され、注目されてきました。

その中で、ブロックチェーンの技術を活用して通貨を作ることができるという考えをもとに生まれたのが『暗号資産』です。

ブロックチェーンを理解するためにオススメの本

「WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか?」

「WHY BLOCKCHAIN なぜ、ブロックチェーンなのか?」は、これまでテクノロジーの一種として語られてきたブロックチェーンについて、ビジネスの手段として今後既存の産業にどのようなインパクトを与えるのか、組織や社会、そして人々の生活をどのように変える可能性があるのか、その真の価値を著者の坪井大輔が自身の経験と実践をもとに書き下ろした一冊です。

ブロックチェーンについての正確な知識を得る目的というよりは、ブロックチェーンによってどのような可能性があるのか、現場で体験した人物の目線でのビジョンを知るためには、イメージを持ちやすい構成になっています。

この本は中田敦彦氏のYouTubeでオススメ、解説されていました。

「60分でわかる! ブロックチェーン最前線」

引用:Amazon

「60分でわかる! ブロックチェーン最前線」は、日本ブロックチェーン協会が監修していることで信頼性も高く、全ページがカラーで構成されているため読み進めやすく、初心者にオススメの一冊です。

ブロックチェーンに関する歴史や仕組み、また今後どのような分野で活用されていく可能性があるかなどの詳細も網羅的に知ることができます。

「いちばんやさしいブロックチェーンの教本 人気講師が教えるビットコインを支える仕組み」

引用:apple books

「一番やさしい教本」シリーズから発行された「いちばんやさしいブロックチェーンの教本 人気講師が教えるビットコインを支える仕組み」は、初心者にもやさしく理解しやすいブロックチェーンの解説書です。

ブロックチェーンの仕組みや活用事例から、暗号資産の代表とされるビットコインの仕組みなどがブロックチェーン推進協会の副理事長であるカレンシーポート株式会社の杉井靖典によって丁寧に解説されています。

難しい概念や専門的な用語について、易しい言葉や豊富な図を用いて説明されているため、一般的な定義などを見てもさっぱり理解できないという方にはオススメです。

「ブロックチェーンでできる30のこと」

引用:湖畔タイム「ブロックチェーンでできる30のこと|瀧澤龍哉著」https://kohan-time.com/uncategorized/20211129book-blockchain30/

日本の実業家、投資家である瀧澤龍哉氏によって2021年9月に発行された「ブロックチェーンでできる30のこと」は、ブロックチェーンの技術がどのように応用できるのかの例がイラスト入りで30以上紹介されています。

ビジネス視点だけでなく、一般の生活者目線で、暮らしを便利に変えるテクノロジーとその仕組みや活用方法なども紹介されており、ブロックチェーンを利用する前と後で何が変わるのか、イメージしながら読み進めることができます。

暗号資産とは?

英語で『Crypt Currency(クリプトカレンシー)』と呼ばれる暗号通貨は、これまで日本語では『仮想通貨』、『暗号通貨』などと呼ばれてきましたが、現在は『暗号資産』に統一されています。

暗号通貨とは、一般的に電子的にのみ存在するデジタル通貨の一種のことで、銀行のような仲介業者を介さずに、携帯電話やコンピューターを使ってオンラインで誰かと交換して取引ができる資産です。

歴史を振り返っても、通貨の形は時代によって変化し続けてきました。物々交換からスタートし、現在では紙幣によって通貨の取引がされていますが、次の時代の通貨のスタンダードになっていくかもしれないと言われてきたのが、『暗号資産』です。

2008年に、ブロックチェーン技術を活用し、金融を国や銀行の管理下に置く中央集権型から自律分散型の平等な体制に変えるというアイデアが、『サトシ・ナカモト』という未だに人物が特定されていない謎の人物による英語の論文としてネット上に投稿されました。

これをきっかけとして、ビットコインが誕生したり、暗号通貨の信用性が疑われるような事件が起きたりもしてきましたが、日本でも2017年に暗号資産を決済に使える財産価値であると法律で認めたことでより一般的になりました。

ビットコインの他には、NFTのアートなどの取引に使われているイーサリアムやMeta社によって牽引されているディエム(元リブラ)などがよく知られています。

暗号資産を理解するためにオススメの本

「仮想通貨3.0」

引用:Amazon

2014年2月、ビットコインの取引所であったマウントゴックス社が何者かによってハッキングされ、多額のビットコインが失われるという衝撃的な事件が起きました。

「仮想通貨3.0」は、マウントゴックス社のから譲り受けたビットコイン事業運営の代表者であったマルク・カルプレスによって記された事実情報を中心に展開されており、ビットコインやブロックチェーンに関する説明はも簡潔で分かりやすい内容となっています。

この本は中田敦彦氏のYouTubeでオススメ、解説されていました。

「これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話」

引用:Amazon

ホリエモンこと堀江貴文による著書である「これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話」は、テクノロジーに詳しい堀江氏による解説や今後の予想を含めた内容となっています。

『ブロックチェーンとは?』から、『業界のトップの人は何を考えているのか?』まで知ることができる一冊です。

「図解入門ビジネス 最新暗号資産の基本と仕組みがよ〜くわかる本」

引用:Amazon

「図解入門ビジネス 最新暗号資産の基本と仕組みがよ〜くわかる本」は、法律・制度、売買、利益計算、税務など、あらゆる角度から、暗号資産について解説されている一冊です。

暗号資産は、投機や投資の対象としてだけでなく、キャッシュレス化が進む中で、便利な決済手段としても注目されています。

暗号資産の歴史や仕組みから関連する法律・制度、売買方法や利益計算まで、図も用いて説明されているため、暗号資産を網羅的に理解することができる入門書としてオススメです。

NFTとは?

NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を活用して、デジタルコンテンツを偽造できない鑑定書・所有証明書付きにしたものを指します。

例えば、デジタルアートをNFT化することで、その作品を制作したアーティスト、購入した所有者、作成日等の情報を関連づけてブロックチェーン上に記録することができます。
そうすることで、デジタルデータに唯一無二の資産価値をつけることができるようになりました。

デジタルアートの他には、著名人のSNSの投稿やオンラインゲーム内のアイテムなどがあり、これらのデジタル上のコンテンツに数億円の価値がついたというニュースによって、世界的に話題になりました。

NFTを理解するためにオススメの本

「NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計まで デジタルデータが資産になる未来」

引用:Amazon

NFTが用いられる分野には、アート、ゲーム、メタバース、スポーツ、ファッション、音楽、法律、会計などがありますが、各ジャンルで活躍する28人の専門家によって、各業界の最前線のNFT事情が解説されているのが「NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計まで デジタルデータが資産になる未来」です。

NFTがこれからどのように広がっていき、人々の暮らしやビジネスに関わってくるのか、幅広くカバーされたNFTをまず理解するための入門書としてオススメの一冊です。

この本は中田敦彦氏のYouTubeでオススメ、解説されていました。

「だれにでもわかる NFTの解説書」

引用:Amazon

「だれにでもわかる NFTの解説書」では、NFTの成り立ち、仕組みや関連技術、そして5GやIoTなどを絡めた将来的な可能性まで徹底的に解説されています。

初心者目線で、わかりやすく説明されており、具体的なビジネスケースやウェブサイトも含め紹介されているため、自分で調べながら読み進めることができます。

美術手帖 2021年12月「特集「NFTアート」ってなんなんだ?!」

引用:Amazon

アートの専門メディアである美術手帖によって2021年12月に発行された雑誌「特集「NFTアート」ってなんなんだ?!」では、NFTを活用したデジタルアート(NFTアート)の価値、可能性についてまとめられています。

NFTアートの基礎知識、NFTアートのはじまり、既存の美術界との違いと今後の可能性、NFTアート・マーケットプレイス比較や法律的課題など、総合的にNFTアートについて理解したい方には、オススメの一冊です。

まとめ

NFT、ブロックチェーン、暗号資産、それぞれについて理解するためには、これら全てについての基礎知識や今後の可能性について知る必要があります。

ネット検索だけでは、イメージしづらい点も、イラスト入りで丁寧に解説された書籍を読み込めば、新しい技術の全貌が網羅的に理解できます。

これからさらに一般的になっていくNFT、ブロックチェーン、暗号資産について本で学び、更に具体的な日本でのNFT事情について知りたい方は、こちらの記事もぜひ読んで見てください。

参考

中田敦彦のYouTube大学「【ブロックチェーン①】5G時代の最終兵器〜人類の未来を変える大発明〜」https://www.youtube.com/watch?v=HfIqAQUPrjA

中田敦彦のYouTube大学「【仮想通貨①】ビットコインの歴史は壮大なサスペンスドラマ」https://www.youtube.com/watch?v=krK6s-Ej2Z8

中田敦彦のYouTube大学「【NFTとメタバース①】デジタル資産になぜ数十億円もの価値がつくのか?世界の未来はどう変わる?」https://www.youtube.com/watch?v=4WaOfTkOh3U&t=854s

トモヤログ【2022年版:ブロックチェーン本のおすすめ】エンジニアの自分が良書を厳選https://1010kurakki.com/blockchain-book/

ABOUT ME
あやね
2018年にアメリカ NYへ移住した、京都生まれの大阪人。日本の伝統工芸が持つ独特で繊細な美しさが好きで、着物や器を集めている。郊外の家に引っ越したことをきっかけに、アート作品やアンティーク家具を取り入れたインテリアコーディネートにも興味を持ち始める。アメリカで日常生活に様々な形でアートを取り入れる人々に出会い触発され、2021年より趣味で陶芸をはじめる。