皆さん、「プロダクトデザイナー」という言葉を耳にしたことはありますか?
プロダクトデザイナーは今さまざまな企業で注目されている職業の1つです。
すでにアメリカのGAFAなどの大手企業はプロダクトデザイナーを主とするプロジェクトを立ち上げ、収益を伸ばしています。
日本ではまだまだ浸透していないプロダクトデザイナーに関してまとめてみました。
プロダクトデザイナーとは

プロダクトデザイナーとは、家電や家具、自動車などの身の回りの製品はじめとした、世の中のさまざまなものをデザインする仕事です。プロダクトデザインはデザイン性だけでなく機能性も求められるため、プロダクトデザイナーには、安全性や素材の良し悪しなどに関する知識も求められます。
IMAGICA DIGITAL SCAPE/プロダクトデザイナーとは/https://www.dsp.co.jp/know-how/catalog/product/product-designer.html
「デザイナー」と付く職業となるとデザインの知識があればいいイメージが強いですが、「プロダクトデザイナー」は安全のことやさまざまな材料の知識も必要な職業となります。
プロダクトデザイナーの年収は?日本とアメリカでの比較
日本で活躍するプロダクトデザイナーの平均年収は約418万円といわれています。
それに対してアメリカで活躍するプロダクトデザイナーの平均年収は711万円($63,887/year)といわれています。
アメリカの方が圧倒的に平均年収が高いことがわかりますね。日本でもこれから活躍の幅が広がりプロダクトデザイナーの需要も高まることで日本のプロダクトデザイナーの年収が高まっていくといいですね。
参考:https://55a.info/contents/study-abroad/social/product-designer.html
【日本】有名なプロダクトデザイナー3選
柴田文江(しばたふみえ)

大手家電メーカーを経てDesign Studio Sを設立しました。
電子商品から日用雑貨、医療機器、ホテルのトータルディレクションなど、国内外のメーカーとのプロジェクトを行っています。
代表作
- KINTO baby tableware BONBO
- オムロン けんおんくん
- 無印良品 体にフィットするソファー
和田 智(わださとし)

(株)SWdesign 代表取締役(株)BALMUDA 外部デザインディレクターを務めている方です。
日産自動車にて初代セフィーロ、初代「プレセア」などのデザインを担当し、英国ロイヤル・カレッジ・オブ・ アート留学後にドイツ・アウディ AG/アウディ・デザインへ移籍。「A6」「Q7」「A5」「A1」「A7」 など有名車種のカーデザインを手がけた実績の持ち主です。
代表作
- 日産自動車 セフィーロ(初代)
- アウディ A5(2007)
- ISSEY MIYAKE WATCH 「U」
吉岡徳仁(よしおかとくじん)

ルイヴィトンとのコラボレーション、フランスのポンピドゥセンターに作品が収蔵されるなど海外でも活躍し評価が高いデザイナーです。
プラスチックやガラスなど様々な素材を使った椅子やインスタレーションで有名です。
代表作
- UNIQLO エアリズム 3D マスク
- 光庵 – ガラスの茶室
- Louis Vuitton「Blossom stool」
- 2020年東京オリンピックトーチ
【海外】有名なプロダクトデザイナー2選
マークニューソン(Marc Andrew Newson)

マークニューソンは、世界で一番有名なプロダクトデザイナーの1人といっても過言ではありません。
ルイヴィトン、モンブラン、ナイキ、などのアパレル業界だけでなく幅広い分野で活躍されている方です。
さまざまなデザインを手がけ、さらに近年Appleで特別プロジェクトのデザインを務めました。
代表作
- オルゴンチェア
- フォード021Cコンセプトカー
- モンブランM REDシグネチャー万年筆
ジョナサン・アイヴ(Jony Ive)

アップル最高デザイン責任者をされていた方です。
彼を中心に数々の個性的なApple製品デザインされました。彼の「シンプル」という考え方はとても興味深く、多くの人がそのデザイン論にインスパイアされているようです。
代表作
- Apple iphone
- Apple iMac
- Apple macbook など
未経験でも活躍できるのか
大学や専門学校でプロダクトデザイン専攻の学科に通ってデザインの知識や技術を学んだとしても、デザイナーとして就職するのは狭き門といわれています。
卒業した学校にもよりますが、プロダクトデザイナーとして就職出来るのは各学校の学生のうち約1割ほど。
しかし、プロダクトデザイナーになるためにはデザインの知識や技術、その他の知識は必須です。プロダクトデザイン専攻の学科で学ぶことが一番の近道だと言えるでしょう。
まとめ
今回はプロダクトデザイナーについてまとめてみました。
プロダクトデザイナーになるには、デザイン知識だけでなく様々な機械的な知識も必要ということがわかりました。大学や専門学校にてプロダクトデザイン専攻で勉強していたとしてもプロダクトデザイナーとして活躍できるのは一握りと、「将来プロダクトデザイナーになりたい!」と思っている方には狭き門ですが、もしなることができたらやりがいがありとてもおもしろい職業だと思います。
これを期にプロダクトデザイナーという職業に少し興味を持たれても面白いかもしれません。
